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35歳の人生戦略見直しの方法

 阿堵 2008-06-25

35歳の人生戦略見直しの方法

文●三好康之

資格取得でNoリスク?Highリターン

 

企業が、生き残りをかけて3-5年サイクルで定期的に経営戦略を見直しているように、個人も生き残りをかけて定期的に人生戦略を見直さなければなりません。そのターニングポイントが35歳近辺だという話は前回しました。ということで、今回と次回の2回に分けて35歳の人生戦略見直しの具体的な方法を紹介していきます。1回目の今回は、資産の棚卸です。

35歳の決算(資産の棚卸)

 戦略の見直しを行なうにあたって、最初に自身の資産の棚卸をしてみましょう。この年齢になると会計の知識もあると思いますから、どうせなら下記のようにバランスシート(貸借対照表:B/S)風に作ってみることをお勧めします。こうすれば、これまでに形成してきた資産のバランス(短期と長期、有形と無形、勘定科目別など)がよくわかります。

 なお、このバランスシートでは個人戦略オリジナルの勘定科目「各種資格」「これまでの人脈」「実務経験」など設け、貨幣価値に換算して評価する点が最大のポイントになります。(それぞれの算出方法の詳細は後述)

35歳の人生戦略見直しの方法
 作成するバランスシートは具体的にはこんな感じです。なお、個人戦略オリジナルの勘定科目(各種資格、これまでの人脈、実務経験)は次ページのように算出してみてください。
 

勘定科目――資格取得

35歳の人生戦略見直しの方法

勘定科目――これまでの人脈

35歳の人生戦略見直しの方法

勘定科目――実務経験

35歳の人生戦略見直しの方法

 これら3つのオリジナルの勘定科目は固定資産になるので、最初は取得原価(その資産を取得するのに要した費用)で算出しておきます。このとき(時間をベースに金額換算する場合)、昔のことなので細かい数字は正確でないかもしれません。でも、その点はアバウトでいいと思います。

バランスシートを作成すると見えてくるものがある

 いずれにせよ、このように過去に支給された給与や会社の時間単価当たりの原価、費やしてきた時間の内訳などを思い出すことで、これまであなたがどのように時間を使ってきたのかが明白になります。そして、それぞれの資産の内訳を見てみると、今後の戦略に役立つのはもちろんのこと、人生を振り返るいいきっかけになるでしょう。

給与をもらっている会社の存在の大きさ(個人負担分と会社負担分の比較)
経験の金銭的価値がいかに大きいか
人付き合いも大切
“良いキャリアを形成できる会社”、“良い人脈形成のできる会社”の偉大さ

 改めて、こう思うはずです。 では、次回はこの結果を踏まえて戦略を立案してみましょう。

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