遅行スパンの意味するもの 現在の価格を26日前(過去)の位置に記入した線が遅行スパンです。 5本の線の中では、もっとも有益な情報をもたらしてくれる線ですから、おおいに研究して欲しいと思います。 (1)遅行スパンがローソク足を上回ってきた場合を「好転」と言い 「買いサイン」となります。 (2)遅行スパンがローソク足を下回ってきた場合を「逆転」と言い 「売りサイン」となります。 (3) 遅行スパンが「雲」による抵抗を受けたり、基準線やローソク足 そのものに跳ね返されてリすることがあれば、26日後の今日も その影響を受けて、トレンドが変化することが多発します。 下の図で、確認してみましょう。 Aの日に遅行スパンが終値より上になった=買いサイン →26日後のaで買えばよいことになる Bの日に遅行スパンが終値より下になった=売りサイン →26日後のbで売ればよいことになる この場合は、おそらくすでに売っているでしょうから、 追撃売りということですね Cの日に「雲」の下限をいったん超えたものの、結局は抵抗されて、反発上昇した →26日後のcで買えばよいことになる どうですか? 少々不思議なできごとでオカルト的ですが、実際にたしかめて みれば、その影響力の強さには驚くべきものがあります。 不思議というよりも、統計学の妙と考えるべきものです。 |
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