三井物産探査、モザンビークのガス田 埋蔵量世界最大級 LNG安定調達に道三井物産が米資源大手のアナダルコなどと共同で探査しているアフリカ南東部モザンビーク沖の大規模ガス田の埋蔵量が、単一鉱区として世界最大規模になることが15日、分かった。確認埋蔵量は50兆立方フィートにのぼり、これまで最大だった東京ガスなどが参画する豪ゴーゴンLNG(液化天然ガス)プロジェクト(40兆立方フィート)を抜く見通しだ。 平成25年の開発決定後、30年をめどに陸上にLNG基地を建設。当初は年1千万トンを生産し、半分以上を日本に輸入する。今回確認された埋蔵量から計算すると、昨年1年間の全輸入量の約6割に当たる年5千万トン規模が生産できる可能性がある。 三井物産は、20年にモザンビーク北部沖合「ロブマ1鉱区」の探鉱権益の20%を取得し、日本企業で初めてモザンビークのガス田開発の足がかりを築いた。 原発の再稼働が見込めない中でLNG火力への依存度を強める日本にとって、今回の世界最大規模の埋蔵量確認は、LNGの安定調達につながる。日本は23年度に、マレーシアや豪州、インドネシア、カタールなどから、前年度比17?9%増の8320万トンのLNGを輸入したが、今後はさらに上積みされる見通し。 |
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