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酒田罫線

 LM0318 2012-08-24

酒田五法と狸山ポン法

罫線(ケイセン)は万能ではない。しかし、栄枯盛衰の歴史を振り返れば人間心理の不変性、共通性がわかるように、相場の世界でも投資家心理の経験的な「法則性」が認められるのも事実。その投資家心理の急所をズバリ表現しているのが酒田五法である。
酒田五法の精神とするものは「売る、買う、休む」の三法にあり、出動━手仕舞いに際しては敏なることと教えている。(日本証券新聞社「酒田五法は風林火山」)


尚、図に(狸)とあるものは、狸山ポン法の「狸山ポン線」です。


買いの足へ
売りの足へ
買いの足と売りの足へ


大赤線
高値引けの陽線で、前日の値幅の3倍以上とされる。
大黒線
安値引けの陰線の長いもの
カブセ線
売り
前日に長い陽線を出した翌日、上放たれて高寄りし、その後反落して前日の陽線の中に食い込み陰線となって大引けした足
相場が相当上伸したころに出現すれば”ドテン売り越し”を敢行する急所
下げ足のカブセ
売り

高値圏で大黒線の抱き線(ツツミ足)を出しただけでも天井暗示となるが、翌日身を縮めた形で小さいはらみ足となり、さらにこれにカブセ足が出ると売り決定線の大天井表示。真ん中のはらみ足は、陰陽いずれでもよい。この足は売り3連続線の超強力な売りシグナルである。

寄せ線

売り、買い
寄り付きと同値で引けて十字になる線。ヒゲが比較的短いときは、トンボ、長いのは足長、上にだけヒゲがあるのはトウバという。上下に短いヒゲがでるとコマといって、一般に気迷い線ともされる。
「天底の暗示」
勢力拮抗したところでしばしば出現する。
極線
極短い線で、別名はホシ。陰でも陽でもよいが、「二ツ星」「三ツ星」は重要。
上申途上に出現すれば上放れの前兆、下落途上なら下放れの前兆。
ピエロ
買い
「極線の陰線、下放れて陽線、上放れて陽線」でた時をいう。
2007年9月5~7日 4304イーアクセス
極線、寄せ線などの短線を出しながら蛇足のように徐々に下がっていく中で、ピエロを確認。その後も極線を出し、「陰の陰はらみ」を出した後、大暴騰した。
連続線
前日の値幅の中で寄り付くこと。前後の陰陽はどちらでもよい。上昇相場、下落相場ともに、この形が続くことは穏健な動きとみられる。但し、この3手と5手、さらに8手10手は重要となる。
寄り切り線(陽の寄り付き坊主)
買い
陽線で寄り付きが安値で、下にザラ場の安値がない線。上値暗示のかなり強い線とされる。安値で”陽の寄り付き坊主”が出れば「買い転換の決定戦」
寄り切り線(陰の寄り付き坊主)
売り
陰線で寄付きを高値として、そのまま下値波乱になって引ける線。下値暗示の弱い線とされる。
高値で”陰の寄り付き坊主”が出れば「売りの決定線」
たくり線
買い
寄付きから安く、大きく突っ込むが、また急反発して引けた波乱の足。下ヒゲの長い陰線。実体が長いものもある。一ヶ月くらい下げたところに出るのが本物とされる。長い下ヒゲはなんとか上昇相場に上がろうとする買い方の強いエネルギーの現われ。
たくり線、見逃すな!!
買い
狸談)
下げ相場から、たくり線が出ても、信じられない場合には、翌日陽線が出たら買い。もし、迷い線がでたら陽線が出るのを待って買い!注意は、たくり線の後陰線が出た場合は様子見!(NYダウ、ナスダック2007年8月中旬参考)
見逃すな!!
買い
狸談)たくり線は出なくても、下位で、長めの陰線の後に極線、その後図のような長めの陽線が出たら買い出動!かなり強烈な足型と見る。
見逃すな!
買い
下げ三法だったのに暴騰した例
左図では強烈な売り線である「下げ三法」が出たが、材料を足がかりに暴騰した例である。
下げ三法では
下落途上に大陰線が出て陽線3本が連続するが、陽線の三手をもってしても、先の大黒線を抜けずに、大黒線に陽線3本がはらみの形となる。これは底入れではなく単なるアヤ戻りである。
陽線3本の翌日に安寄りの陰線となるとのみて追撃売り。大崩落の第一歩である。
と酒田五法で言っている。しかしこの場合なぜ逆に暴騰したのかを考えてみると、青↓の長めの陰線の後の型が影響を与えていると見る。長めの陰線の後に極線、その後長めの陽線が出ている。これは強烈な「買い」のサインである。ちなみに材料は長めの陽線の時点では出ておらず、次の陽線で出たのである。 又、材料は、がんワクチン開発だった。(直前に新株予約権発行のIRも出しているが、この時には株価はまだ暴騰していない) (2007年10月2日 4564オンコセラピー週足)
放れ三手
買い
前日までの動きと急に方向を変え、放れて寄り付き、同じ方向に連続線三本が並ぶときをいう
放れ三手
売り
前日までの動きと急に方向を変え、放れて寄り付き、同じ方向に連続線三本が並ぶときをいう。
「放れ三手の新値は利食い」
抱き線(ツツミ線)
売り、買い
前日の値幅を包む大黒線、また大陽線。上部の抱き線は天井、下部の抱き線は底の表示
はらみ線
前日の値幅以内でより引けした足。変化の前提なりとされる。
買い
下落相場において、大陽線、又は大陰線に比較的短い極線などを5回はらんだ場合、一応底と見て、翌日陽線を確認しつつ積極的に買い。
左図は、IRI総合研究所(4741)の日足、2005年2月17日~、右図は週足の2004年2月20日出ている。いずれもその後上げ相場となっている。
しかし上位のはらみ五匹は天井の可能性があり危険である。
尚、はらみ過ぎは要注意。オンコセラピー(4564)では2005年8月18日に大陽線を9月21日まで23匹もはらみ、その後下放れている。これを
「貧乏狸の子沢山」という。
尚、はらみ22匹から急騰した例もあるので、大転換線とみるとする説もある。(2007年9月11 4797オーベン参考)
買い、ホールド
IRI総合研究所(4741)の日足で2005年4月1日の上場相場に出た足。大陽線の次の日、続けて上がると思わせて、翌日は陰線引けとなるが、前日の陽線の半分も下回らない。相場の一時的な休みとして、翌日の様子を伺いつつ、買いもしくはホールド。陽線を出した翌日、先日の終値ちょうどから寄り付き、カブセともならないことがポイント。
オンコセラピー(4564)では2005年3月9日に下降相場ながら包丁になっている。はらみ線でもあり転換点ともなる。その後2万円ながら盛り返した。
イーアクセス(9427)の週足2004年2月27にも上昇途中に完全な包丁ではないが出ている。その翌週は陰線となったがその翌週陽線をはらみ、再び上昇に転じた。
インフォコム(4348)の週足2003年9月12日にも出ている。このときはその後1ヶ月あまりで16万円くらいから45万円くらいまで約30万円もの大幅な上昇を見せた。
売り
陽線の翌日、前日の高値ちょうどから寄り付き、大陰線となるもの。一種の抱き線であるので上位に出た場合は要注意。
2005年10月14日にイーアクセス(9427)の週足に出ている。
2004年1月30日にインフォコム(4348)の週足に出た。このときは陽線を大陰線で抱く形となり、大幅に下げた。
2005年7月15日にW&G(4821)の日足に出た。その後も下落基調は続いた。
売り、買い
相場上位でこの抱きはらみがでると天井とみる。左は2005年3月24日に日足のオンコセラピー(4564)に出た抱きはらみ。しかもよく見ると「歯ブラシ」となっている。その数日後下放れて5万円ほど落ちた。
右は2005年10月12日に日足のプレステージ(4290)に出た下位の抱きはらみで、これは底確認となり、買いとなる。そのほかにもいろいろな形があるが、一つの転換点と見てよいだろう。
空(マド)
三日目までにマドを埋めなければ、あと三十日以上の上伸力あり????さらに押し目または下落途上の戻りも、前のマド埋めまで???とされる。
アテ線
売り、買い
前日の線から放れて寄り付き、前日の安値(ヒゲの先)で止まった線。下げ相場において、前日の陰線を上抜けない陽線は買い方の反撃もここまでということを示している。新規買いは控えるのが賢明で、ここは売りの局面。
入り首線
売り
上記のアテ線がさらに伸びて前日線に首を入れて引けた線。ともに変化の激しいところに現れ、追撃売りの急所になるという。下げ相場において、前日の陰線を上抜けない陽線は買い方の反撃もここまでということを示している。新規買いは控えるのが賢明で、ここは売りの局面。
ただし、この線を下回ったところから追撃をかける。
差し込み線
売り
上記の入り首線の長いもので同じく追撃売りの急所。しかし、「上げ足の差し込み線」は買い。
下げ足の差し込み線
売り
下落途上に差し込み線が出た場合は陽線に対して逆向かい。追撃売りの急所。
上げ足の差し込み線
買い
通常差し込み線は追撃売りの急所とされるが、上昇途上での差込み線は買いとなる。
上位に高寄りのカブセ陰線が出た翌日に下放れて寄り付くものの、前日の陰線内に引き返して陽線で引けた場合は買い乗せの急所である。ひっぱたかれてその反動でよけいに弾むゴムまりのようなことになる。「ふるい落としにかかってたまるか」という心理が働いて起きる線。
二本の差し込み線
買い
下げの差し込み線が数日置いて再び現れたときは、売りではなく、ドテン買い越しとなる。この場合は単なる買戻しではなく、押し目買い勢力が強くなった現れともいえる。ただし、中間反発型。
三羽烏(さんばがらす)
売り
一ヶ月以上も相場が上昇したところで、最初の陰線が下寄りして陰線が三本”ツタイ”で連続する形。崩落の前兆とされ、一ヶ月以上は下落するとされる。また最初の陰線がカブセ線となるとこれも要注意。
但し、↓
押え込み
買い
最初の陰線が上放れた位置から来るのは”押さえ込み”となり、買い線となる。
4本目が陽線となって
前日値を上抜いたところから買い。前日の値幅から上放れ(マドをあけて)したときは上伸途上の相場であるので即買い。又、この陰線3本が2本、4本の場合もある。
上げ三法
買い
上げ相場の初期段階、もしくは相場上位の大赤線から陰線3本が連続するが、三羽烏ではなく、先の大赤線の安値を下回らず、大赤線に陰線3本がはらみの形となる。相場の一時的な休みの形。この足は非常に微妙な形であり、しっかりとした見極めが肝心。この区別は重要で、早まった判断は命取りとなる。
陰線3本の翌日に上寄り陽線となるのを確かめてから買いとなる。
下げ三法
売り
下落途上に大陰線が出て陽線3本が連続するが、陽線の三手をもってしても、先の大黒線を抜けずに、大黒線に陽線3本がはらみの形となる。これは底入れではなく単なるアヤ戻りである。
陽線3本の翌日に安寄りの陰線となるとのみて追撃売り。大崩落の第一歩である。
ヤグラ
買い
下落相場で下値を切り下げ、短線が続き、徐々に下値を切り上げたあとに大陽線が出れば底入れ確認で買い。「およそ1ヶ月は上伸する」ともいわれている。
鍋底(なべぞこ)
買い
鍋のような形をしていることからこのような名前で言われている。
下値を切り上げだして相当の期間が経ってから、
上放れて寄り付いた時をもって(上放れた陽線が出たら)”底入れ確認”とし、そこで買い。
底もみの期間は約1ヶ月から3ヶ月を要するものとする。
団子天井(だんごてんじょう)
売り
上げ相場後、おだやかに天井を描き、しかもこれが高値でもみ合いのようにみえるため、「これは中段もみで、もう一度上放れするのではないか」と期待していると、逆に下放れて天井確認となってしまう。カブセか下放れが出たら要注意と考えること。

二ツ星

買い、(売り)

ともに相場が上伸または下落の途中で、極線が固まって出現するものをいう。分岐点とされ、図のような上昇途上の相場なら次の上放れが買い増しの急所なのでそこに注目。

三ツ星

売り
(買い)

ともに相場が上伸または下落の途中で、極線が固まって出現するものをいう。分岐点とされているが、図のような下落の途上なら、下落のためのエネルギーを補強している状態なので、次の下放れが追撃売りの急所となる。
連続下げ三手放れ三ツ星
買い

連続下げ相場で放れて3本の短線(陰線)が固まって出現すれば底入れの前兆と考えられ、さらに四手目に寄せ線が出て煮詰まり、五手目に大赤線がでると大底確認となる。ここでは”本場寄一”を活用し、翌日五手目の赤線が寄り付いて高寄りしたところから買い出動(五手目の陽線の様子を見てから買い。)
放れ五手黒一本底(はなれごてぐろいっぽんぞこ)
買い
下落相場から放れた陰線で始まるが、短線ではなく比較的長い陰線を出し、放れて二手目から陰陽の線が交互に出て(交互に出なくてもよい)、もみ合いながら下値を切り下げ、五手目に大黒線が出れば底入れしたとみる。翌日の寄り付きに注目し、前日の終値よりも(長い大黒線に対し)、翌日高値上寄りすれば”本場寄一”を活用し、ドデン買いに転換。
放れ七手の変化底(はなれななてのへんかぞこ)
買い
続落相場から、さらに大きく下放れし、売り方が安心して利食いし短線が続くが、いきなり高値寄り付きして陽線で引けると、目先底入れといわれる変化底。大底かどうかはその後の動きによって判断することになるが、少なくてもマド(空)埋めは間違いないとも言われる。買い方は3分の1の戻りを一応の目処にすることが多いよう。
逆襲線
買い
いきなり大きく下放れて寄り付くが、急反発して大赤線を出す長いアテ首線。決定的な大底入れの線ではないが、売り方は恐怖心にかられ、ひとまず様子をみることになる。
この下放れ寄付きが材料による場合には、「大底近い場合の悪材料は買い」となる。
捨て子線
売り

三空なら、陰の極だが、その真ん中が十字の寄せ線の捨て子になると追撃売りの急所。十字の翌日がマドを空けた陰線なら売りぬくこと。十字の翌日、上放れた陰線であれば底入れも考えられるところ。その後の動きを慎重に見守る。
捨て子線(上放れ)
売り

相場が相当に上昇して、さらに勢いよく上放れするが、十字の寄せ線に終わるとこれは”上放れ同事線”であり、これだけでも変化の要点とされる。さらに、翌日陰線となれば、先に出た十字線は「捨て子」である。こうなると大暴落の兆し、エネルギーが燃え尽きたとみられ、最後にぱっと光るロウソクの火のようなもの。速やかに手仕舞い。
捨て子線(下放れ)
買い
相場が相当に下落して、さらに下放れて十字線に終わると、これは”下放れ同事線”である。これだけでも変化の要点とされる。さらに翌日陽線となれば、先に出た十字線は「捨て子」であり、大底とされる。十字線の翌日上放れ陽線が出たら買い。
三手打ち
売り
高値からジリ貧、下落する相場で、にわかに超大陽線を出し、その前三日間の値幅を包んだ線。
いかにも強そうで買いたくなるが、実は戻り売りには絶好の急所とされる。
上放れタスキ
買い
上昇相場の初期に、マドを空けた陽線のあと、その線内から寄り付き陰線となるものをいう。普通に見れば、下落しそうだが、陰線の出現は利食い売りが出た結果と考えられ、落ち着いたら上に加速化されるという。「タスキは逆向かいに買う」のが酒田流。しかもマドを空けているので上昇余力は大きいと見る。
下放れタスキ
売り
下げ相場なら陰線に連続して一本陽線が立つものをいう。
陽線が出現したからといって、ここが底だと思ってはならぬ。下放れタスキは大暴落の前兆。
連続タスキ
買い
放れずに陽線が前日線に対してタスキをかけた形で連続するものをいう。
タスキに対して逆のほうに向かう。タスキの出現で再上場が予想されるため買い増し検討。
連続タスキ、例えばこんなのも!
買い
狸談)石橋を渡る人は陽線確認後に買い!
日経2007年9月18日参考
連続タスキ
売り
放れずに陰線が前日線に対してタスキをかけた形で連続するものをいう。
タスキに対して逆のほうに向かう。
これも更なる下落の前触れといえる。

ツタイ線

売り、買い
順次、陰線で下押す二本の連続線。これが三本になると三羽烏となる。二本までなら、それだけで決定戦の意味はないといえるが、「三十日以上も上昇した相場で出現した場合は天井」とされる。但し、「上昇途上であれば、逆向かい買い」となり、押し目となる。その時の人気の判断が必要。

ツタイの打ち返し
売り

上げ相場でツタイ線から三羽烏になると思わせて3本目に大赤線が出現して一挙に新高値をつけることがあるが、これを打ち返しといい、一種のバケ線である。強く思えるが、実は天井確認線。買い手仕手筋が無理な買いをしたときに起こる不自然な形。売りの急所であるが、翌日安値寄り付きを確認したら即座に売り。ここで買っては大損への通行手形。
はらみ寄せ線(上位)
売り
相場がかなり続伸して大陽線を出し翌日十時線(寄せ線)が出ると買い勢力も膠着し天井とみる。
はらみ寄せ線(下位)
買い
下げ相場の大陰線にはらむ十字線(寄せ線)が出れば買い転換とみる。

三手放れ寄せ線
売り

これははらみ寄せ線なのでこれだけでも警戒だが、しかも三手前にマドをあけて放れているので、非常に良くない。相場のエネルギーの急激な発散による極限状態を現しており、「放れ三手の新値は利食い」よりも更に厳しい線とされる。翌日目をつむってドテン売り敢行!。翌日安寄りは大暴落の始めと読む。このように万人が強気となり熱くなった大相場のときこそ、このようなパターンがいつ現れるかを常に注意する。

首つり線

売り
”高値波乱”の形。まず上放れて寄り付く。おそらくマバラの売り方が踏むが、次の瞬間、買い方の成り行き利食い売りが殺到して下落し、さらに押し目待ちの買いで高値引けという線。下ヒゲが実践の三倍以上あるものをいう。いかにも上昇エネルギーを残しているような気がするが、これがクセ物で、ここで買っては首つりものといわれる。
首吊り線、たとえばこんなやつ!
首吊りが出れば、かなりの注意が必要。首吊り出たら売る準備、もしくは即売り。どうしても売れない時は、最後まで引っ張り翌日までには売ってしまおう。その後万一上がった時はあきらめること。
(4304イーストア2007年6月15日参考)
勢力線
買い
下放れて高値引けの下ヒゲが長い陽線。買い方がほぼ投げ切って、下げのエネルギーが終わった状態という。売り玉は一応退陣「休戦を可とする」となる。
勢力線、例えばこんなのも!
買い
狸談)長い下げ相場からやっとこ勢力線が出たと思ったら、翌日大陰線????。思うようには行かないものです。しかし、その後の足型をヒントに応用力をつけましょう!大陰線の後「陰の陽はらみ」となり攻防の分岐点と見ます。その後は陰線を出しています。酒田五法では「陰の陽はらみ」の翌日に注意し、「下寄り陰引けなら売り」、「上寄り陽引けなら買い」
となっていますが、実際は
が大底となりました。このような複合型の場合、「勢力線」「陰の陽はらみ」の2つの転換線を重要視し、又、地合いも頭に入れながら解釈していくことが大切になってきます。(2385総医研 2007年5月22日参考)


三山
売り

大天井を形成する骨子の線。相場が上昇し、買い人気も旺盛でありながらも、上げこじれて同じ位置に上下運動を繰り返す。三山を構成するのに1ヶ月以上かかる。真ん中の山が飛び出したのが三尊で、もっとも強力な天井構成。
大天井ともなれば、一年に一回以上はないものとされる。
三川
買い
三山の反対。真ん中が下に突起すれば”逆三尊”となり、大底。少なくとも数ヶ月の下落から起こる現象で、一年に一回しか出ないのが原則。
三空踏み上げ
売り

マドあけが三つ連続する形。
2つ目のマドあけからは買い方は、調子に乗らずに冷静に利食いすることが肝心。
3つマドをあけた後は、寄せ線、カブセ線を待って売り。
三空叩き込み
買い
買い方の総投げによって生じる。大底が近いとみて買い出動!
三兵
買い

ある程度の底もみを経た状態から、短陽線3本連続したもの。上昇開始の合図。但し陽線の3本目に注意。3本目の陽線が上髭長い場合は、「赤三兵先詰まり」といい上昇力が鈍っているサイン。3本目の陽線が極線の場合は、「赤三兵思案星」といい、下落転換が近づいていることを示す。
上放れ陰線
買い

めったに出ない珍しい線。
上昇相場でマドをあけて上放れ陰線となる、ここを逆に買い乗せる。
しかしこれが2度出るようであれば売り。
上放れ陰線
売り
上昇相場でマドをあげて陰線となることが2度出る場合には天井と見て売り。
小幅上放れ黒線
買い
相場が安い水準で短線を続ける小幅往来相場から、小さくマドをあけて上放れ陰線になると、一応相場は休眠から覚めた格好となり、「以後6日間は上伸する」ともいわれている。しかし目先の変化底でもあり、売り手の手仕舞い場と考える見方もある。さらに上ヒゲがやや長めなのはあまり強くなく、底入れの決定線とはいえない。

波高い線

売り、
買い

寄り付きから大きく上昇するが、その後急落してそこそこに引けた線で、強弱の勢力が拮抗してどちらも戦い疲れた形。大相場にはよくでるという。これは翌日以降の形を見て決める。翌日に気の抜けたはらみ線が出た場合は、翌日以降早く立ち直ったほうに付く。はらみ線の値幅以上に出たところから仕掛ける。(高値圏では天井確認線の一つと考えたほうがよいだろう。)
陽の陽はらみ(上位)
売り

急騰した後によく出る。
大陽線のあと息切れして安値寄り付き、一応は陽線引けとなるが、前日の引け値が抜けない線。相場は更年期に入り、そろそろ天井ひとまず退散。
又、翌日にカブセ線か、寄せ線が出たら”ドデン売り”

陰の陰はらみ(下位)

買い
急落した後によく出る。大陰線のあと、陰線となるが前日安値を切らない。そろそろ下降力が乏しくなったとみる。翌日に、上寄りの陽線か、下寄りでも抱き線(陽線)が出れば勇敢に”ドデン買い”底値圏のはらみはその価格帯で売り手、買い手の拮抗が始まったとみて、底が見えてきた証拠と考える。
陽の陰はらみ(上位)
売り、買い
陽の陽はらみと違い、陽の陰はらみとなると、ドデン買いというよりも、攻防の分岐点とみる。
翌日に注意し、「上寄り陽引けなら買い増し」、「下寄り陰引けなら売り」
陰の陽はらみ(下位)
売り、買い
陰の陰はらみと違い、陰の陽はらみとなると、ドデン売りというよりも、攻防の分岐点と見る。
翌日に注意し、「下寄り陰引けなら売り」、「上寄り陽引けなら買い」
上値遊び
買い
強力な太陽線をもって上伸、そこで高値もみの後、そこから上放れたところで買い。踊り場脱却のサイン。
大相場の可能性あり。ただし高値もみ中の短線は7本から11本が限度で、あまりにも多いのはよくない。
下値遊び
売り

突っ込みの急落の後、もみ合いとなり、平行な短線が続いた後、下放れると売り。マド空け陰線と同時に大暴落が始まるとされる。
カブセを上抜く
買い

相場が上伸後、カブセ線の陰線が出るものの、先の高値を上抜く強力な陽線が出た場合は買い。
めったにない大相場になる可能性大。
下位の陽線五本
買い

相場が何とか上げたがっている状態。売り方の勢力は厚いものの、買い方がじわじわと反撃に転じだした状態。5回も有効な攻撃をかけられると、売り方は次第に恐怖を感じ、踏み上げ相場となる可能性が強い。”ドデン買い”の急所
上位の陰線5本
売り
”上もだえ”から次第に売り方の反撃が功を奏しだし、互角の勝負から六分、四分で売り方優勢となり、総投げになる可能性が強い。”ドデン売り”の急所
下位のバケ線
売り

下げ相場で底入れの決定戦がなく、突然イレギュラー的に大陽線が出るものでこれは戻り売り。ただし、この線が出ると売り方の調子が狂うためか、あとの下値は小さくなるという。バケ線が出たら、急がずに流れを見てから売り乗せ。「三手待ってから」が酒田流。又、「カブセを上抜く」としっかりと区別、見極めが必要。

最後の抱き線(上位)
売り

高値圏で陰線を出した翌日に大陽線で包む。通常の抱き線(ツツミ足)と逆でここで買うのは相場と心中を意味する。下位の化け線、三手打ちと同様、見るからに強そうだがこれがクセ物。翌日に抱き線の引け値に比べて下寄りすれば、即刻売り。仮に高寄りしてもカブセの陰線になることが多いので、それを確かめて、次の日にはやはり売り。陽線を包む長大陰線でもやはり売り。
最後の抱き線(下位)
買い

相場が下落して陽線を出し、これを翌日の大陰線で包む。抱き線の翌日、意外にも上寄りすることが多く、それを確認してから買い。陰線を包む長大陽線でも買い。むしろこちらのほうが強力。
但し、下寄りすれば、見送りとなるものの、売り方は方向転換の要点とされる。

押しは空まで
買い

”空”とはマドをあけて値が飛ぶことを言うが、そこからの押し目は”マド埋め”が限度ということ。マドを埋めるまで2、3ヶ月かかっても気長に待つのがよい。マド埋め完了となれば、すかさず買い。
但し、マドを埋めてもなお下げ止まらないときには上昇基調の相場が完全に壊れ、”古巣に戻る相場”
とみて弱気転換で売り。
戻りは空まで
売り

マドを埋めるところに待ち伏せて、弱ければ売り乗せ。
もし、マドを埋めて、なお陽線を続けるようであれば、「単なる戻りではない」とみていさぎよくドデン買いに転換
行き詰まり線
売り
比較的長めの陽線に小陽線がはらんで、肩に乗りかかる形で前日の高値を抜けない。
これも強そうに見えるが、ダマシで、新値を超えられないのは「まだはもうなり」。ひとまず退却。
並び赤(上位)
買い

じり高の動きから、上放れて、ほぼ同線の陽線が仲良く並んだ形。上放れて陽線が出るということは成行買いが入っていることを示す。翌日に上寄りすれば大上げの前兆とされ、かなり強い。すかさず買い。踊り場脱却のサイン。めったに出ない足。
狸談)???とあるが、ポイントは、ほぼピッタリとそろった上で、翌日上寄りが条件。ピッタリそろっていないものは、「並び赤モドキ」とする。この場合は、案外大したことがないこともある。(2007年5月23日 8411みずほ参考)
並び赤(下位)
売り

じり下げの動きから、下放れての並び赤は、下落エネルギーに満ちており、崩落の前兆、追撃売り。
めったに出ない足。
並び赤、応用
狸談)矢印は下放れての並び赤である。しかし、このケースではその後「陰の陰をはらみ」をつけ大底確認をし、その後急騰した。よく見ると「並び赤」となるまえに、下位で「最後の抱き線」、「陽の陽はらみ」が出ている。そのため、この部分をも重要視しなければならない。酒田五法では「並び赤」は下落エネルギーに満ちていて崩落の前兆としているが、このケースでは「たまたま陽線が2本並んだだけ」と考えたほうがよいだろう。(2007年7月20日 4689ヤフー)
下放れ二本黒
売り

下落途上で更に下放れる。普通は一応底入れで小反発することが多いが、抵抗なく連続陰線を出す場合は買い方総崩れの底抜け。暴落の兆候といえる。このサインこそ売りの急所。うっかり見逃したらもうお終い。泥船が沈んでいくように下がっていくのでさっさと売り抜けること。狸談) 下放れ二本黒が出た翌日からしばらくは急騰したりやや持ち直すこともある。しかし、それに騙されてはいけない。基本的にこれが出たときには売りが基本。どうしても手放せないときには日々細心の注意を払うこと。その時の足型を見て、上に行くか、下に行くかわからないときには、それはもうギャンブル。手堅く売りに徹せよ。これでうまくいかなくても仕方なし。
下放れ二本黒、応用
下放れ二本黒なのに大底となる場合
狸談)下放れ二本黒は基本は売りだが、稀に底確認の場合もケースによってはある。ポイントは①急落が続き下がりすぎた場合であること、②2本目の陰線が長めであることと、③2本目陰線の後に陽線となることである(尚、2本目陰線の後、ほかの「底の足型」などが出た場合も)。この場合は地合いも参考にして準備すること。(2007年8月17日 2725 ITX参考)
下放れ二本白黒
売り
下落途上で更に下はなれる。下放れ二本黒との違いは、陰線2本ではなく、陽線と陰線が出ること。腹まず、抱かずの白黒が出たときを指す。下放れ二本黒ほど確定的な売りではないが十分注意すること。

三手大黒線
買い

下位の相場の連続大陰線であっても、下放れから始まっていないときは、3本目の陰線で大引け買い。翌日陽線が出れば更に積極的に買う。自律的な戻りが入る。よほどの材料が関与しない限り急落も3本までといったところ。1ヶ月は上げ相場と考える。
三手大赤線
売り
上位の相場の連続大陽線であっても、3本目の陽線が出れば売り。急騰も3手が一応の限度と心得る。
自律的な押しが入る。
三手待ち
買い

若くして新値が出たときは慌てず三手待つべし。極線が続いて、なべ底を入れた後、いきなり大陽線を出したときなどは特に。人間でも出る杭は打たれることが多いように、若いうちは保守派から頭を押さえられるもの。しかも懐疑派もまだまだ多いもの。こういう時には慌てて飛びつかず、三手押しを待って買い出動。
同数の取り返し
売り、買い
中断もみの相場によく出る規律的な往来相場(ボックス相場)。値幅がだんだん縮まってくると三角もちあいの形になる。このようなボックス相場で器用に立ち回るのであれば、「値幅よりも日柄に注意する」。たとえば6日あげて6日下げのパターンがあれば、次も同じようなパターンが来ると見る。

狸山ポン法

ポン線は万能ではない。しかし、栄枯盛衰の歴史を振り返れば狸心理の不変性、共通性がわかるように、狸相場の世界でも投資家心理の経験的な「法則性」が認められるのも事実。その投資家心理の急所をズバリ表現しているのが狸山ポン法である。
狸山ポン法の精神とするものは「食う、練る、遊ぶ」の三法にあり、出動、手仕舞いに際しては敏なることと教えている。(ぽんぽこ新聞社「狸山ポン法は弱肉強食より」)

(狸山ポン法は酒田五法を参考にして狸なりに知恵を絞り、これまでの相場の流れや今後の予想等を示したものです。内容の責任については狸なので一切負いません。)

酒田五法は風林火山(日本証券新聞社)

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