曖昧模糊 |
あいまいもこ |
物事の本質や実体が、ぼんやりして何かはっきりしない様子。 |
青息吐息 |
あおいきといき |
非常に困ったときに出す元気のないため息。 |
悪戦苦闘 |
あくせんくとう |
死にものぐるいの苦しい戦い。 |
阿鼻叫喚 |
あびきょうかん |
悲惨な状態に陥り、泣き叫んで救いをもとめるようすのたとえ。 |
暗中模索 |
あんちゅうもさく |
闇の中を、手探りで物を捜し求めるという意味で、手がかりのないものをいろいろと探ってみるようすをいう。 |
意気消沈 |
いきしょうちん |
意気込みが衰え、沈むこと。 |
意気揚揚 |
いきようよう |
気持ちが高揚し、いかにも誇らしげに振る舞う様子。 |
異国情緒 |
いこくじょうちょ |
いかにも外国らしい気分や感じのこと? |
意識朦朧 |
いしきもうろう |
意識が不確実なこと。 |
意志疎通 |
いしそつう |
お互いの考えがよどみなくよく通じること。 |
意思表示 |
いしひょうじ |
自分の考えを表にあらわすこと。 |
威信失墜 |
いしんしっつい |
威信とは信用信頼のこと。権威や信用ががた落ちになること。 |
一意専心 |
いちいせんしん |
他に心を向けず、ひたすらひとつのことに心を集中すること。 |
一念発起 |
いちねんほっき |
あることを成し遂げようと強く決心すること。 |
一望千里 |
いちぼうせんり |
見渡す限り遠くまでも、じつに広々としている形容。 |
一網打尽 |
いちもうだじん |
一あみで魚を捕らえ尽くす。罪人?徒党を一時に全部捕らえるたとえ。 |
一目瞭然 |
いちもくりょうぜん |
ただひと目見ただけで、はっきりよくわかる。わかりきっていること。 |
一問一答 |
いちもんいっとう |
一人が質問し、相手がそれを答えるという形を繰り返すこと。 |
一蓮托生 |
いちれんたくしょう |
結果や物事の善悪に関係なく、行動や運命を共にすること。 |
一攫千金 |
いっかくせんきん |
一度にたくさんの利益を得ること。 |
一家団欒 |
いっかだんらん |
家族全員が集まり、仲良く語り合って時を過ごすこと。 |
一喜一憂 |
いっきいちゆう |
状況が変わるたびに喜んだり心配したりして落ち着かないこと。 |
一気呵成 |
いっきかせい |
物事をひといきに成し遂げてしまうこと。 |
一極集中 |
いっきょくしゅうちゅう |
機能や権限が一カ所に集まってしまうこと。 |
一国一城 |
いっこくいちじょう |
一つの国を領し、一つの城を有すること。転じて、他の干渉?援助をうけず、独立していること。 |
一生懸命 |
いっしょうけんめい |
物事を命がけで真剣にすること。 |
一触即発 |
いっしょくそくはつ |
ちょっと触れただけですぐに爆発すること。非常に切迫しているようす。 |
一心同体 |
いっしんどうたい |
二人以上の人間の心が一致し、同じ体、すなわち一人の人間であるような強い結びつきをすること。 |
一世一代 |
いっせいちだい |
人の一生のうちで、たった一度の意。特に、役者などが一生涯にただ一度きりという得意の芸を演ずること。 |
一致団結 |
いっちだんけつ |
多くの人々がある目的に向かって心を合わせ、まとまって事を行うこと。 |
一発勝負 |
いっぱつしょうぶ |
ただ1回のチャンスに勝負をかけること。 |
威風堂堂 |
いふうどうどう |
外見が立派であるさま。威厳があっておごそかなようす。 |
意味深長 |
いみしんちょう |
言葉などの内容が奥深いこと。発言や行動の奥に表面上の意味とは別の含みがある様子。 |
因果応報 |
いんがおうほう |
よい行いをした人には良い報い、悪い行いをした人には悪い報いがある。過去および前世の因業に応じて果報があるという意。 |
因果関係 |
いんがかんけい |
結果と原因の間に何らかの関係があること。 |
海千山千 |
うみせんやません |
海に千年、山に千年住んでいたかのような一筋縄ではいかない経験豊富でしたたかなやりかた。 |
紆余曲折 |
うよきょくせつ |
経てきた事情などが、ひとことで言えないほど曲がりくねっていて複雑で厄介なこと。 |
依怙贔屓 |
えこひいき |
一方だけにひいきすること。不公平。 |
得手勝手 |
えてかって |
わがままなこと。他人の気持ちや立場を尊重しないで、自分だけに都合のいいように行動すること。「得手」は、勝手気ままなこと。 |
遠慮会釈 |
えんりょえしゃく |
相手に対する思いやりのこと。他人に対して態度を慎みその心を思いやること。「会釈」は、他人の気持ちを思いやることで、斟酌(しんしゃく)のこと。 |
大盤振舞 |
おおばんぶるまい |
気前よく盛大に人に物を与えたり、ご馳走をふるまったりすること。 |
岡目八目 |
おかめはちもく |
碁を見物していると、対局者よりもずっと先の手まで見越して形勢が読める。転じて、傍観者のほうが当事者よりもかえって物事の状況がよくわかることを言う。 |
汚名返上 |
おめいへんじょう |
悪い評判や失敗を返上すること。 |
温故知新 |
おんこちしん |
古きを温め、新しきを知る。経験のない新しいことを進めるにも、過去を充分学ぶことから知恵を得ようということ。 |
音信不通 |
おんしんふつう |
便りや連絡が絶え、まったく様子がわからないこと。 |
開眼供養 |
かいげんくよう |
新しく仏像?仏画が出来上がって安置する時行う仏眼を開く儀式法要。この供養を経て魂が入るとされている。 |
外交辞令 |
がいこうじれい |
交渉をなごやかに進めるための外交上の応対話。口先だけのお世辞、社交辞令。リップサービス。 |
懐古趣味 |
かいこしゅみ |
昔を懐かしみ、古い情緒にひたること。 |
外柔内剛 |
がいじゅうないごう |
表面は柔和で穏やかそうに見えるが、実は、意志が強くてしっかりしていること。 |
快刀乱麻 |
かいとうらんま |
もつれた麻を刀で断ち切るように、複雑にこじれて紛糾していることを見事に処理するようすのたとえ。 |
各人各様 |
かくじんかくよう |
一人一人それぞれちがいがあること。 |
臥薪嘗胆 |
がしんしょうたん |
薪の上に寝たり苦い胆を嘗めたりするように常に自らに試練を課して苦しみ努力すること。 |
花鳥風月 |
かちょうふうげつ |
天地自然の美しい風景。また、それらを鑑賞することや、題材にした詩歌?絵画をたしなむ風雅の道をいう。 |
画竜点睛 |
がりょうてんせい |
わずかなことであるが、それを加えることによって物事が完成、成就することのたとえ。 |
感慨無量 |
かんがいむりょう |
感慨がはかり知れないほどである。胸いっぱいにしみじみ感じること。 |
緩急自在 |
かんきゅうじざい |
物事を自由自在に操ること。速度などその場その場に応じて自由自在に調節すること。「緩急」は、ゆるやかなことときびしいこと。また、遅いことと早いこと。 |
頑固一徹 |
がんこいってつ |
自分の考えや態度を少しも曲げようとしないで押し通すさま。また、そういう性格。 |
勧善懲悪 |
かんぜんちょうあく |
善行を勧め励まし、悪事を懲らしめること。 |
完全無欠 |
かんぜんむけつ |
どの点から見ても、まったく欠点?不足がなく完璧であること。 |
機会均等 |
きかいきんとう |
すべての人に平等な権利や活動の場をあたえること。 |
危急存亡 |
ききゅうそんぼう |
危機が迫っていること。生き残るか亡びるかの瀬戸際のような状態。 |
希少価値 |
きしょうかち |
非常にまれな価値のあるもの(または、こと)。 |
起承転結 |
きしょうてんけつ |
「起」で始まり「承」で受け、「転」で変化を出し「結」で終結させる構成方法。広く一般の事柄の展開にも比喩的に用いられる。 |
喜色満面 |
きしょくまんめん |
顔中に喜びの表情が満ちるようす。うれしそうな表情を顔いっぱいに見せるようす。 |
疑心暗鬼 |
ぎしんあんき |
疑う心の強いあまり、何でもないことにまで不安を感じたり恐ろしくなったりすること。 |
既成事実 |
きせいじじつ |
すでにできあがっている周知の事実。 |
帰属意識 |
きぞくいしき |
特定のところに所属して落ち着く気持ち。 |
牛飲馬食 |
ぎゅういんばしょく |
牛や馬のように、大いに飲み食らうこと。 |
九死一生 |
きゅうしいっしょう |
死にそうなあぶないところをやっと助かること。 |
恐悦至極 |
きょうえつしごく |
相手の厚意に大変喜び感謝すること。「恐悦」は、かしこまって喜ぶ意。「至極」は、程度が甚だしいさま。 |
共存共栄 |
きょうぞんきょうえい |
共に助け合い、共に栄えること。 |
器用貧乏 |
きようびんぼう |
器用であるがために、他人に利用されたり、かえってひとつのことに集中できずに損ばかりしていること。 |
興味津津 |
きょうみしんしん |
興味が次々とわいて、つきないさま。「津々」は、絶えずあふれ出るさま。 |
虚虚実実 |
きょきょじつじつ |
互いに策略を尽くし、相手のすきをねらって必死で戦うさま。 |
玉石混交 |
ぎょくせきこんこう |
良いものと悪いもの、優れたものとつまらぬものが入り混じっていること。 |
虚脱状態 |
きょだつじょうたい |
心身が衰え、気力が抜けて何も出来ないさま。 |
挙動不審 |
きょどうふしん |
動作?様子が疑わしいこと。「挙動」は、人の立ち居振る舞い。尋問の理由に使うことが多い。 |
義理人情 |
ぎりにんじょう |
人付き合いで大事な日本的なモラルのこと。 |
金科玉条 |
きんかぎょくじょう |
金や玉のように尊い大事な法律、規則。ぜひとも守るべき大切な法律、きまり、よりどころ。 |
緊張緩和 |
きんちょうかんわ |
ひきしまった心が緩むこと。 |
空理空論 |
くうりくうろん |
理屈は通っていても現実から懸け離れていて、実際には役立ちそうもない理論や議論。 |
苦心惨憺 |
くしんさんたん |
心を砕いて苦労を重ね、困りながらも、あれこれと工夫を凝らすこと。 |
苦肉之策 |
くにくのさく |
「苦肉」とは“敵をあざむくため、自分の身をくるしめること”。「苦い肉」ではないのです。よってこの四字熟語のいみは、苦労してひねり出した計画のこと。 |
君子豹変 |
くんしひょうへん |
道徳的に立派な人が豹のまだらがくっきり変化するように、変わり身が早く、無節操なさまをいう。 |
群集心理 |
ぐんしゅうしんり |
多くの人々の言動に同調する心の状態? |
軽薄短小 |
けいはくたんしょう |
軽い、薄い、短い、小さい。 |
月下氷人 |
げっかひょうじん |
男女の縁をとりもつ人。仲人。「月下老」と「氷人」との二つの故事をふまえた合成語。 |
行雲流水 |
こううんりゅうすい |
空を行く雲と流れる水と。そのように自然のままに行動することや物事にとらわれない平静な心境のたとえ。 |
豪華絢爛 |
ごうかけんらん |
「豪華」は派手ではなやかな、「絢爛」は彩り豊かで美しいさま。すなわちはなやかに豊かで、光り輝くように美しいさま。 |
効果覿面 |
こうかてきめん |
ある事柄のききめや報いがすぐに現れること。すぐにはっきりとした結果や効果が出る。 |
厚顔無恥 |
こうがんむち |
あつかましく、恥知らずでずうずうしいこと。つらの皮の厚いこと。 |
巧言令色 |
こうげんれいしょく |
ことばを飾り顔色を和らげて人を喜ばせ、こびへつらうこと。 |
公私混同 |
こうしこんどう |
公の立場と私の立場をごっちゃにすること。 |
公序良俗 |
こうじょりょうぞく |
一般社会の秩序と善良な習慣、ならわし。 |
公正無私 |
こうせいむし |
公平で私心私欲をまじえないこと。 |
広大無辺 |
こうだいむへん |
とてつもなく広くて大きく、きわまりがないこと。 |
口頭試問 |
こうとうしもん |
その場で口頭で答えを述べる試験? |
公平無私 |
こうへいむし |
行動、判断などが公平で、私的な感情や利益などに左右されないさま。 |
傲慢無礼 |
ごうまんぶれい |
威張って他人を見下し、他人に従わないさま。 |
呉越同舟 |
ごえつどうしゅう |
仲の悪い者同士が、同じ場所にいたり行動を共にしたりすること。 |
極悪非道 |
ごくあくひどう |
この上なく悪く、人の道にはずれている?こと(さま)。 |
極楽往生 |
ごくらくおうじょう |
極楽浄土に行って生まれ変わること。楽に死ぬこと。 |
孤軍奮闘 |
こぐんふんとう |
援軍がなく、周囲から孤立した小数の軍勢でよく戦うこと。 |
虎穴虎子 |
こけつこじ |
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。「虎の子」を得るためには、危険を承知で冒険しなければ実現しない、という意味。 |
虎視眈眈 |
こしたんたん |
虎が獲物を狙って鋭い眼でじっと見下ろすようす。野望を遂げようとして機会をじっと狙う。 |
五臓六腑 |
ごぞうろっぷ |
心臓や肺などの臓器と胃や腸などの器官。体内全体のこと。 |
誇大妄想 |
こだいもうそう |
自分の現在の状態を大げさに空想すること。 |
固定観念 |
こていかんねん |
かたくかたまった、一定の考え方 |
小春日和 |
こはるびより |
11月?12月にかけての良く晴れたひより。 |
五里霧中 |
ごりむちゅう |
霧が深くて方角がわからないように、物事の手がかりがつかめず困惑している状態のたとえ。 |
懇切丁寧 |
こんせつていねい |
親切でこまかく気配りのあること。 |
渾然一体 |
こんぜんいったい |
別々のもの、いくつかの物が溶け合って一体となっているさま。 |
再起不能 |
さいきふのう |
病気、失敗、事件などでもう立ち直れないこと。 |
再三再四 |
さいさんさいし |
たびたび。 |
才色兼備 |
さいしょくけんび |
女性が優れた才能と、そして美しい顔立ちと、両方ともに恵まれていること。 |
三角関係 |
さんかくかんけい |
三人の男女間にもつれる恋愛関係のこと。 |
残酷非道 |
ざんこくひどう |
人道に背いたむごたらしいさま。 |
山紫水明 |
さんしすいめい |
山水(自然)の景色が清らかで美しいこと。日の光に照り映えて山は紫に流れる川は清らかに澄んで見えること。 |
斬新奇抜 |
ざんしんきばつ |
極めて新しく、ふつうの人が思い付かないようなこと。思いもよらないこと。 |
山川草木 |
さんせんそうもく |
自然の大地、自然の景色のこと。 |
三拝九拝 |
さんぱいきゅうはい |
何度も頭を下げて人に敬意を表したり、物事を頼んだりすること。 |
三位一体 |
さんみいったい |
別々の三つのものがしっかりと結びつくこと。三者が心を合わせること。 |
時期尚早 |
じきしょうそう |
まだその時期になっていないこと。時期が早すぎること。焦っている人を説得し、落ち着かせるときに使うことが多い。社会全体の情勢などを考慮し、機会がくるのを待ってからやるべきだと教えるときに使われる。 |
試行錯誤 |
しこうさくご |
試みと失敗を繰り返しながら解決策を見いだしていくこと。困難な課題を成し遂げるためにあれこれと試み、失敗を繰り返しながら目的に向かっていくこと。 |
自己欺瞞 |
じこぎまん |
自分で自分をあざむき、だますこと。 |
自己啓発 |
じこけいはつ |
自分自身を開発し向上させていくこと。 類:自己研鑽 |
自己嫌悪 |
じこけんお |
自分がいやになること。自分で自分にいやけがさすこと。 |
事実無根 |
じじつむこん |
事実だという根拠が全くないこと。 |
自信満満 |
じしんまんまん |
自信に満ち溢れたさま。 |
自然淘汰 |
しぜんとうた |
生物は周囲の状態に適したもののみが生存して子孫を残し、そうでないものは子孫を残さずに滅びるということ。適切なものだけが自然に選択されること。 |
時代考証 |
じだいこうしょう |
文献を調べてその時代のことを明らかにすること。 |
時代錯誤 |
じだいさくご |
時代おくれ。時代の流れに合わない物事の考え方。特に時代に遅れた古い考えや行動を言う。 |
舌先三寸 |
したさきさんずん |
口先だけの巧みさで、人をだますこと。 |
七転八起 |
しちてんはっき |
何度倒されても、その度に屈せず起き上がること。「七転び八起き」が四字熟語に転じたもの。 |
七難八苦 |
しちなんはっく |
いろいろな災害?苦しみのこと。人間のうけるさまざまな苦難。「七難」は、七種類の災難のことで、流行病?外国の侵略?内乱?風水害?火災?霜害?日月食などを指す。「八苦」については、「四苦八苦」参照のこと。 |
自重自戒 |
じちょうじかい |
自ら行動を慎み、自らを戒めること。 |
四通八達 |
しつうはったつ |
往来の激しい賑やかな所をさす。いろいろな方面に道が通じていること。 |
質疑応答 |
しつぎおうとう |
問いや話しかけにその場で答えること。 |
質実剛健 |
しつじつごうけん |
飾り気がなく真面目であり、かつ心身ともに健康で強くたくましい様子。 |
叱咤激励 |
しったげきれい |
激しく強い言葉や大声で人を励まして奮い立たせること。 |
疾風怒濤 |
しっぷうどとう |
時代や社会がめまぐるしく変化し、国家の形勢が大きく転換する時代を形容して言う。強い風と逆巻く荒波の様子。 |
実力行使 |
じつりょくこうし |
行政側が権力で目的を達しようとするもの。 |
実力伯仲 |
じつりょくはくちゅう |
互いの力が接近して優劣の差がないこと。 |
四分五裂 |
しぶんごれつ |
ちりぢりばらばらに分裂して秩序?統一を失い、乱れている様子。 |
揣摩憶測 |
しまおくそく |
根拠もなく自分勝手にあれこれ推量すること。「揣摩」は、自分の心で他人を推し量ること。「憶測」は「臆測」ともかく。 |
四面楚歌 |
しめんそか |
助けがなく、周囲が敵や反対者ばかりであること。 |
杓子定規 |
しゃくしじょうぎ |
すべてに一つの基準や感覚を当てはめて判断?処理しようとする応用や融通の利かないやり方。態度。 |
遮二無二 |
しゃにむに |
前後の見境なく、強引に行なうこと。 |
縦横無尽 |
じゅうおうむじん |
自由自在でとらわれのないさま。勝手気ままにふるまうようす。 |
自由闊達 |
じゆうかったつ |
心が広く、物事にこだわらないさま。明るくて思いのままのびのびしていること。人の言動を受け入れる大きな度量のある場合などに言う。 |
終始一貫 |
しゅうしいっかん |
始めから終わりまで行動や態度などが変わらないこと。周囲の情勢や変化に影響されることなく、主義主張を持ち続ける場合にも用いる。「一貫」は、一つの態度や方法などを始めから終わりまで一筋に突き通すこと。 |
衆人環視 |
しゅうじんかんし |
大勢の人々が周囲を取り巻いて見ていること。 |
十年一日 |
じゅうねんいちじつ |
長い間同じことを繰り返していること。 |
自由奔放 |
じゆうほんぽう |
思いのまま自由勝手にふるまうこと。世間の慣習やおもわくなどいっさい気にせず、束縛されずにやりたいことをやるさま。他人の迷惑など気にせず、やりたい放題にふるまうことにも言う。 |
主客転倒 |
しゅかくてんとう |
主人と客が入れ替わったように、本来の立場?順序?軽重などが逆転すること。 |
熟慮断行 |
じゅくりょだんこう |
十分に時間をかけて考えた上で、思い切って実行すること。 |
酒池肉林 |
しゅちにくりん |
豪奢(ごうしゃ)な酒宴の意。豪遊の限りをつくすこと。殷の紂王(ちゅうおう)が酒をためて池を作り、肉を木の枝にかけて林のようにして酒宴をおこなったという故事。紂王のぜいたくを極めた酒宴、放逸な生活ぶりをいった。みだらな酒宴の場合などにもいう。 |
出処進退 |
しゅっしょしんたい |
今の役職?地位にとどまるか、それをやめて退くか、という身の処し方をいう。 |
守秘義務 |
しゅひぎむ |
職務上で知った秘密を守るべき務めのこと。 |
趣味嗜好 |
しゅみしこう |
個人的な好み、楽しみ、たしなみなどのこと。 |
純真無垢 |
じゅんしんむく |
心が純粋で清らかなこと。汚れや偽りがなく、ひとをだましたり、疑ったりする気持ちがないこと。「無垢」は、元々仏教用語で、欲望?執着がなく、清浄なこと。 |
純粋無垢 |
じゅんすいむく |
心が純粋で清らかなこと。汚れや偽りがなく、ひとをだましたり、疑ったりする気持ちがないこと。「無垢」は、元々仏教用語で、欲望?執着がなく、清浄なこと。 |
順風満帆 |
じゅんぷうまんぱん |
追い風に帆をいっぱいにふくらませているように、物事が快調に進むようす。 |
条件反射 |
じょうけんはんしゃ |
つくられた条件のもとに起きる反射作用のこと。 |
証拠隠滅 |
しょうこいんめつ |
証拠を隠し、消してしまうこと。 |
笑止千万 |
しょうしせんばん |
この上もなくばかばかしくて吹き出したくなる様子。 |
盛者必衰 |
じょうしゃひっすい |
この世では盛大に栄えている者も、ついには必ず衰える。仏教の人生観でこの世の無常を表す語。 |
情状酌量 |
じょうじょうしゃくりょう |
判決にあたって同情できる事情を考えに入れて刑罰を軽くすること。 |
正真正銘 |
しょうしんしょうめい |
まったくうそ偽りのないこと。まちがいなく本物であること。 |
少数精鋭 |
しょうすうせいえい |
選び抜かれた少数の優秀な人材。 |
常套手段 |
じょうとうしゅだん |
同じような場面になると、いつも決まってとる手段や行動。 |
枝葉末節 |
しようまっせつ |
本質から外れた些細な部分、主要でない物事のたとえ。 |
諸行無常 |
しょぎょうむじょう |
仏教における三法印?四法印の一つ。この世のいっさいの現象は常に変化?消滅して絶えないという形容。 |
職務怠慢 |
しょくむたいまん |
職業上の義務をなまけて怠ること。 |
初志貫徹 |
しょしかんてつ |
初めに思い立った願望や志をくじけずに最後まで貫き通すこと。 |
職権乱用 |
しょっけんらんよう |
職務上の権力をむやみに使うこと。 |
私利私欲 |
しりしよく |
自分の利益だけを考えた欲望。 |
支離滅裂 |
しりめつれつ |
統一なくちりぢりばらばらな状態。まとまりがなくめちゃめちゃ。 |
思慮分別 |
しりょふんべつ |
いろいろと心を働かせて深く考え、識別し判断を下すこと。また、そういう能力。 |
四六時中 |
しろくじちゅう |
いつもの意。一日中。四六は24時間で一日中のこと。(昔は二六時中といった。) |
人権蹂躙 |
じんけんじゅうりん |
基本的な権利を踏みにじること。 |
真剣勝負 |
しんけんしょうぶ |
本物の刀剣を用いて勝負をつけること。また、命がけで争ったり、事に対処すること。 |
人権侵害 |
じんけんしんがい |
他人の権利を侵して損なうこと。 |
人権擁護 |
じんけんようご |
人間の基本的な権利を守ってやること。 |
深山幽谷 |
しんざんゆうこく |
遠く人里を離れた奥深い山々や、深くひっそりとした谷間。人が足を踏み入れていない静かな自然をいう語。 |
人事不省 |
じんじふせい |
大病や大けがで、意識不明になること。昏睡状態に陥ること。 |
神出鬼没 |
しんしゅつきぼつ |
非常にすばやく現れたり見えなくなったりすること。不意に出没して居所のわからないこと。 |
新進気鋭 |
しんしんきえい |
ある分野において新しく登場して認められ、意気込みや才能が鋭いこと。 |
人跡未踏 |
じんせきみとう |
今までに人が足を踏み入れたことがないこと。人の通ったことが全くないこと。 |
人畜無害 |
じんちくむがい |
人にも家畜にも害の無いこと。 |
陣頭指揮 |
じんとうしき |
上の者が先頭に立って指図を与えること。 |
人面獣心 |
じんめんじゅうしん |
人の顔をしていながら心は獣同然であること。人情のない無慈悲な者をいう。 |
森羅万象 |
しんらばんしょう |
天地の間に存在するすべての事物?現象。 |
頭寒足熱 |
ずかんそくねつ |
頭をすずしくし、足を暖かくすること。 |
頭脳明晰 |
ずのうめいせき |
頭が良くて、知力、判断力が優れていること。 |
政教一致 |
せいきょういっち |
政治と宗教が一体であること。 |
政教分離 |
せいきょうぶんり |
政治と宗教が分離され、独立していること。 |
誠心誠意 |
せいしんせいい |
まごころのこと。誠をもって相手に接する正直な心。 |
正正堂堂 |
せいせいどうどう |
態度や方法が正しくて立派なさま。陣営などの勢いが盛んなさま。 |
贅沢三昧 |
ぜいたくざんまい |
思うままに贅沢にふけること、したい放題の贅沢をすること。 |
青天白日 |
せいてんはくじつ |
心の中が明白で、少しも隠しごとや疑われることがない状態。うたがいや無実の罪がはれること。晴天白日 |
清廉潔白 |
せいれんけっぱく |
心や行いが清く正しく、私欲?不正など、うしろ暗いところがまったくないこと。 |
責任回避 |
せきにんかいひ |
責任をとらずに逃げる、逃れること。 |
責任転嫁 |
せきにんてんか |
責任、罪などをほかのもののせいにする(になすりつける)こと。 |
是是非非 |
ぜぜひひ |
良いことはよいこと、悪いことはわるいことと、公正無私に判断すること。道理によって正しく判断する態度をいう。 |
切磋琢磨 |
せっさたくま |
友人や同僚がお互いに励まし合って、学問?技芸?徳行などを鍛練する意。 |
浅学菲才 |
せんがくひさい |
学問や知識が浅く才能がないこと。また、自分の才能をへりくだっていう語。非才浅学。浅知短才。 |
千載一遇 |
せんざいいちぐう |
千年の間に一回しか会えない。めったにめぐり会えないよい機会。 |
千差万別 |
せんさばんべつ |
物事の種類や様子にさまざまな差異があること。そのさま。 |
全身全霊 |
ぜんしんぜんれい |
心身の力のすべて。体力と精神力のすべて。 |
前人未踏 |
ぜんじんみとう |
今までに誰も足を踏み入れたことがないこと。誰も到達していない。 |
戦戦兢兢 |
せんせんきょうきょう |
おそれおののく様子。おそれてびくびくする様子。また、「戦々恐々」とも書き、「恐々」は、ふるえるを意味する「兢々」のかきかえ字。 |
宣戦布告 |
せんせんふこく |
戦争開始を内外に知らせること。 |
全知全能 |
ぜんちぜんのう |
知識が完全で少しの欠点もないこと。 |
善男善女 |
ぜんなんぜんにょ |
仏法に帰依した男女。また、一般に信仰心のあつい人々や、寺社に参拝する人々をいう。 |
千変万化 |
せんぺんばんか |
いろいろさまざまに変わること。変化がきわまりないこと。 |
粗衣粗食 |
そいそしょく |
粗末な食事と粗末な衣服。簡素な暮らし。 |
相互依存 |
そうごいぞん |
たがいに頼りあって生存をはかること。 |
相互扶助 |
そうごふじょ |
互いに助け合うこと。互助。ダーウィンの生存競争説に反対したクロポトキンの理論の中心概念。生物や社会は競争や闘争によってではなく、自発的な協同によって進歩するという考え。 |
相互理解 |
そうごりかい |
互いによく理解し合うこと。 |
相思相愛 |
そうしそうあい |
男女が互いに恋いしあい、愛し合うこと。非常にむつまじい男女の仲。 |
相乗効果 |
そうじょうこうか |
2つ以上のものを掛け合わせて効果をあげること。 |
即断即決 |
そくだんそっけつ |
即座に判断すること。議案や判決などを、ぐずぐずしないでその場で決めること。 |
即決即断 |
そっけつそくだん |
時機?チャンスを逃さず、即座に決断を下すこと。 |
大言壮語 |
たいげんそうご |
意気盛んに、大変勇敢で大きなスケールの話しをすること。(=壮言大語) |
泰然自若 |
たいぜんじじゃく |
おちつきはらって物事に動じない。安らかでもとのまま変化せず平気な様子。 |
大胆不敵 |
だいたんふてき |
度胸があって物事を恐れないこと。また、そのようす。敵を敵とも思わないこと。 |
大同団結 |
だいどうだんけつ |
いくつかの団体や党派が、多少の意見の差をかまわずに一つにまとまり、共通の目的に向かうこと。 |
台風一過 |
たいふういっか |
台風が通り過ぎて。 |
多事多難 |
たじたなん |
事件や災難が多いこと。 |
多情多感 |
たじょうたかん |
感情が豊かで物事に感じやすい?こと(さま)。 |
多情多恨 |
たじょうたこん |
物事に感じやすく、恨んだり悲しむことが多いさま。愛情も強いが恨みの心も強いこと。 |
他人行儀 |
たにんぎょうぎ |
他人のように、改まったよそよそしい振る舞い。 |
単純明快 |
たんじゅんめいかい |
簡単で筋道が明らかであること。「明快」は、筋道が整っていてわかりやすい。 |
単身赴任 |
たんしんふにん |
家族をのこして本人だけ勤務地に赴くこと。 |
男尊女卑 |
だんそんじょひ |
男は偉くて女は卑しい、という考え方や態度。 |
断腸之思 |
だんちょうのおもい |
はらわたがちぎれるの意。はなはだしく悲しみ苦しむこと。また、そのような悲しみや苦しみ。 |
地殻変動 |
ちかくへんどう |
地球のかたい部分が変化し、動き出すこと。 |
治山治水 |
ちざんちすい |
植林などによって山を整え、用水路やダムを作って洪水を防ぐこと。水資源開発公団の大きな任務をもいう。 |
魑魅魍魎 |
ちみもうりょう |
山や水に住むいろいろの化け物。怪物。妖怪変化。 |
中途半端 |
ちゅうとはんぱ |
途中までしかできあがってない様子。 |
昼夜兼行 |
ちゅうやけんこう |
非常に急ぐさま。昼も夜も休まず続行すること。転じて、仕事を急ぎ行うことにもいう。 |
懲戒処分 |
ちょうかいしょぶん |
不正に対する懲らしめや戒めの処分。 |
朝三暮四 |
ちょうさんぼし |
目前の利害に捕われて結果が同じになるのを見抜けないこと。また、そのような状態に相手を追い込んで巧妙にだますこと。 |
丁丁発止 |
ちょうちょうはっし |
はげしく議論をたたかわす様子。 |
朝令暮改 |
ちょうれいぼかい |
朝出した命令を夕方にはもう改めるというように、法律や命令が頻繁に変えられて、一定しないこと。 |
直情径行 |
ちょくじょうけいこう |
自分の思うままに行動して相手の立場を思いやらないこと。礼儀知らず。 |
直立不動 |
ちょくりつふどう |
まっすぐに立って少しも身動きしないこと。 |
猪突猛進 |
ちょとつもうしん |
猪のように激しい勢いで突進する。融通がきかない人が向こうみずに事を進めることをいう。 |
沈着冷静 |
ちんちゃくれいせい |
落ち着いていて物事に動ぜず冷静であること。 |
津津浦浦 |
つつうらうら |
いたるところの港や海岸。全国くまなくいたる所の意味。 |
九十九折 |
つづらおり |
ツヅラのつるのように、山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。 |
手枷足枷 |
てかせあしかせ |
自由な行動を束縛するもの。 |
丁稚奉公 |
でっちぼうこう |
少年が一定期間、雑役で奉公すること。 |
徹底抗戦 |
てっていこうせん |
相手にとことん手向かって戦うこと。 |
徹頭徹尾 |
てっとうてつび |
始めから終わりまで。一つの考えや方針などを、徹底してあくまでも貫くさま。 |
手練手管 |
てれんてくだ |
人をだます手段。「手練」も「手管」もともに人を操る駆け引きの手際、技巧。同義語を重ねて意味を強めたもの。 |
天衣無縫 |
てんいむほう |
文章や詩歌などが自然な出来栄えで技巧をこらした跡がなく、完璧に美しいことをいう。また、人柄などが無邪気で素直なさま。 |
天涯孤独 |
てんがいこどく |
身寄りがこの世にひとりもいないこと。また異郷にただ独りで暮らすこと。 |
天下泰平 |
てんかたいへい |
世の中が極めて穏やかに治まっていて平和であること。安穏無事でのんびりしているさま。 |
天下無敵 |
てんかむてき |
世の中に並び比べる者がいないほど、強いこと? |
電光石火 |
でんこうせっか |
行動などが非常に速いことのたとえ。石を打ち合わせてでる火のような、ちょっと光る瞬間。 |
天真爛漫 |
てんしんらんまん |
自然のままで飾り気がなく、偽りのないさま。ありのままの真情が言動に現われること。 |
天地神明 |
てんちしんめい |
天地の神々。「天地神明に誓って」の形で用いられることが多い。 |
天変地異 |
てんぺんちい |
天上界に現われる異変と、地上に起こる異変。天地自然の中で起こる異変?災害。 |
同工異曲 |
どうこういきょく |
こしらえや手際が同じで、趣が違う。見かけは違うように見えるが内容は同じである。 |
当代随一 |
とうだいずいいち |
現代でもっともすぐれた第一人者のこと。 |
東奔西走 |
とうほんせいそう |
東西に奔走する。あちらこちらに、なにかと忙しく駆け回ること。 |
党利党略 |
とうりとうりゃく |
党としての利益とそのためのはかりごと。 |
独断専行 |
どくだんせんこう |
他人に相談しないで勝手に決め、物事を行うこと。 |
徒手空拳 |
としゅくうけん |
手に何も持たないこと。事を始めるのに資金や地位などがまったくなく、自分の力だけがたよりであること。 |
特権階級 |
とっけんかいきゅう |
特別の権利や権限で優遇される階級。 |
突然変異 |
とつぜんへんい |
突如として親と違うものに変わる現象のこと。 |
内柔外剛 |
ないじゅうがいごう |
内心は弱々しいのに外見は強そうに見えること。本当は気が弱いのに外に現れた態度だけ強そうに見せること。 |
内憂外患 |
ないゆうがいかん |
国内の心配事と、外国からしかけられるわずらわしい事態。また、個人における内外の心配事もいう。 |
難行苦行 |
なんぎょうくぎょう |
辛く苦しい修行。転じて、非常な困難の中で苦労をすること。 |
難攻不落 |
なんこうふらく |
攻撃が難しく、なかなか陥落しない状況のこと。 |
南船北馬 |
なんせんほくば |
南の地は船で行き、北の地は馬で行く。所々方々をたえず旅していること。 |
難問奇問 |
なんもんきもん |
難しい質問や問題、とっぴな質問のこと。 |
日常茶飯 |
にちじょうさはん |
毎日毎日の食事。転じて、あたりまえのこと。ごくありふれた事柄。 |
二人三脚 |
ににんさんきゃく |
二人で仲良く責任を分け合ってすること。二人の人が自分の片足をひもで縛って走る競技。 |
人間不信 |
にんげんふしん |
人間でありながら人間を信用できないこと。 |
売名行為 |
ばいめいこうい |
利益や人気のために名前を売ること。 |
破顔一笑 |
はがんいっしょう |
顔をほころばせて、にっこりと笑うこと。 |
波及効果 |
はきゅうこうか |
次第に影響が及び効き目が出ること。 |
博学多才 |
はくがくたさい |
広くいろいろな学問に通じ才能が豊かなこと。 |
白紙撤回 |
はくしてっかい |
進行中の事案などをゼロに戻すこと。 |
拍手喝采 |
はくしゅかっさい |
手をたたいて、さかんに褒めたたえること。 |
薄利多売 |
はくりたばい |
利益を少なくして数多く売ること。 |