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太宰治 走れメロスのあらすじ:「簡単/詳しい」の2段階で | 笑いと文学的感性で起死回生を!@サイ象...

 一切都是命啊 2016-12-06
【起】シラクスへ来たのは、近々結婚する16歳の妹の花嫁衣装や祝宴の際に出すご馳走を買うためで、ついでにそこで石工をしている親友のセリヌンティウスに会おうとしていた。

ディオニス王は、妹夫婦や自身の「世嗣(よつぎ)」に始まって、ついには善良な一般市民まで、「悪心を抱いている」と理由をつけては次々に処刑していくので(ドクロ)、市民はおびえている。

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【承】短刀所持の理由を問われたメロスは「市を暴君の手から救うのだ」と答えて王の行為を非難するが、王はその言葉を信用しない。
「わしだって、平和を望んでいるのだが」、「人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ」のでこうなるのだと言う。

王がメロスを解放した動機は、「この嘘つきにだまされた振りして」行かせてやり、身代りの男を処刑して「人は、これだから信じられぬ」と悲しい顔して「正直者」どもに見せつけてやりたい、といったところ。

【転】村に戻ったメロスは、妹とその婚約者を含め村人に事情を話さないまま、強引に結婚式の日程を早め、てきぱきと死に支度をする。

襲ってきた山賊には「さては、王の命令」だなと感づき、「気の毒だが正義のためだ!」とたちまち撃退(つ、強い(◎◎;))。

極度の疲労で動けなくなると思いは乱れ、ついには「セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ」という意識で眠ってしまう。

が、岩の隙間から湧き出ている清水の音に起こされ、これを飲むと夢から覚めた心地となり、これをきっかけに元気回復して再び走り出す。

【結】二人の抱擁を見た王は、顔をあからめて「おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった」と言い、仲間に入れてくれと申し入れると、「王様万歳」の歓声が上がる。
ひとりの少女が赤いマントを差し出したことで、メロスは自分が「まっぱだか」だと気づく(叫び)。
「勇者は、ひどく赤面した。」(竍垂?の結びが、とても太宰らしい(ニコニコ))

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