分が実際には体験していないことについて、何らかの手がかりをもとに、想像をめぐらし、推量するときに使います。 「おそらく」などと違い、「未来のこと」には使えません。過去から現在までの状態に限ります。 また、推量する根拠となるものがあることが前提です。 根拠とするのは・・・ 二人称(相手)のことなら、相手の様子・話の内容。 その他のことなら、他人の話や文章、写真、報道等。また、過去の経験や時間の推移など。 推量の内容は、他者の様子、気持ち、状態、に関することで、 共感や同情の気持ちを伴うことが多い。(正反対の皮肉として使う場合もある) 例 「お国はいまごろさぞかし寒いことでしょう」(他の場所の現在の状況) 「あんなひどい事件に巻き込まれて、さぞかしこわい思いをしただろう」(他者の気持ち) 「三年もアメリカに行っていたなら、さぞかし英語はうまくなったっだろう」(他者の状態) 「おばあちゃんも、昔はさぞかしもてたことだろう」(他者の過去の状況) ・・・いずれも上の条件を満たした推測です。 |
|