白さん: 心に従え 昔、医者、教師、公務員といった安定した職業が大人気でしたが、今日(こんにち)の社会に於いて至る所で自由とイノベーションのムードに囲まれていますので、起業への道を選ぶ若者が益々増えつつあり、正に「起業ブーム」は一世を風靡しているかのように見えます。 マイクロソフトのビル・ゲイツにしろ、そして最近「胡潤百富榜」(フージワーフ中国富豪ランキング)で1位にランクされた許家印にしろ、皆企業の理念やパラダイムをもって成功へ導いた創業者です。彼らは起業中のまたは起業しようとする若者たちに大きく励ましたと行っても過言ではないでしょう。 しかしながら、失敗の事例より成功の事例がよく世に伝わっているため、ある起業者は起業し始めた頃、リスクや困難を想定せず、経営を疎かにしがちで、起業後、失敗して諦めたこともあります。一方失敗したにもかかわらず初心を忘れず、事業をやり続ける人も少なくなりません。しかし、成功者は必ずしも多いわけではありません。よって、起業中につき、諦める否か、どっちによるか、多分戸惑う人もいるかも知れません。 「起業がお洒落そう」とか、「ほら、多くの起業者が成功したよ、私も其の跡を追って行けば、きっと成功できるさ」とか、自信満々に言う人もよく目に映ります。 起業するかしないかを選択する前に、先ず自分に、激しい逆風に晒されても心で決めた方向を変えることなく、前進できるかどうかを問わなければなりません。これはなにより一番大切なことだと思います。 凡莹さん: 起業への心構え いよいよ卒業することになります。これからの人生の道を選択することに直面しています。つまり、進学するか、就職するか、それとも大勢の希望した起業への道を選ぶのか、を考えなければなりません。 今日なぜ起業者が益々増えつつありますか、一言で言うと、自分の人生の価値を最大化させ、起業が成功すれば、金持ちになれると考え込む人が少なくありません。しかし、誰でも思うままに起業の道を踏み出し、歩き続けるとは限りません。 例えば、私の周りにモーメンツで商品を販売する人が結構いるようですが、一方撤退する傾向も見せています。これは起業パターンの一種と言えるでしょう。もちろんモーメンツで商品を販売することによって、金持ちになったケースもよく見受けられます。すると、ある人は彼らのように金持ちになりたがるから、彼らのチームに加わりました。しかしながら、少なからぬ人が三日坊主で、長続きせずに、諦めました。多分その原因は、「この商品が売れ行きが好ましくない」とか、「このチームが頼りにならない」とか、不満だらけにあるのではないかと思います。もう一つは「起業はお茶の子さいさい、やれば成功できるさ」とあまりに甘過ぎた考えを持っているから、困難にあって挫折して、起業を断念したのでは?これこそ失敗になる根本的な原因だと考えられます。 逆にある人が何故成功したかについて、鬼冢喜八郎さんが「持てる力を一点に集中させれば、必ず穴があく」とズバリ説明しています。モーメンツで商品を販売して、金持ちになった人のケースを見ると、ほとんど何年掛かっても、幾多の困難にあっても、挫折せず、周りから反対されても後悔せず、動揺せず、とことんまで頑張りぬく気合いを持っているわけです。 従って、起業者としては、そういう精神を貫いて奮闘して行く心構えが何より必要だと思います。 敏佳さん: 起業の夢を叶えよう 皆さんは、起業家のことについて、どのような考え方を持っているだろうか。私は優れた起業家には羨ましく思うより、尊敬に値する人物だなあと賛嘆する。なぜなら、私もいつか個人店を営み、起業家になりたいからである。 大きな会社を発足させた起業家がいれば、小さな料理屋を構える起業家もいる。しかしながら、起業について、「私なんか駄目ですよ、お金を持ってないし、リスクを負うし」、と溜め息をつき、すぐ諦める人も少なくない。果たして本当にお金の問題なのか、それとも別問題なのだろうか?恐らく原因は自分のやりたいことについて信念不足と情熱の消失にあるだろう。起業家の夢がそう簡単に叶える訳ではない。夢を追う道は決して平々坦々なものではない。もし本気で起業を人生の夢としたならば、好きな、やりたい事業に関して、頑なに自分の信念を貫き通し、困難を乗り越えなければならない。 編者の言葉 近年、若者の起業は注目され、人気話題にもなっている。これについて私が言いたいことがある。一言で言えば、起業はチャンスとリクスが併存するものだ。大勢と異なった道を選び、人に頼らずに、専ら自分がチャレンジすると同時に、計り知れぬリクスを負うことになる。揺るぎない意志を持たなければ、なかなか長続きしそうにない。つまり、創業家になるには大変勇気が要るものだと思う。 もう一点言いたいのは起業したからと言って、すぐに報いられるわけではない。下手をしたら一年間乃至何年間掛かっても良い結果が出ないケースがあるし。勿論巧く行けば、大豊作を収められるかも知れぬ。従って何事につけ、初心忘るべからず、最後まで頑張り抜く覚悟がなければならぬ。 编稿:赵越婷 校对:潘正平
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