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【日本经典故事诵读】夢見小僧

 日知窗 2021-01-05

夢見小僧

むかしむかし、あるところに金持ちの旦那がいました。

 正月の二日に、小僧たちを集めて尋ねました。

「どんな初夢を見たか、ひとつ聞かせておくれ」 

そこで一人ずつ話しましたが、一番ちびの小僧だけは、断りました。

「あんまりいい夢だから、人には聞かせられねえ」

 むかしからいい初夢は、人に聞かせてはいけないと言われています。

「よし、じゃ、その夢を買おう。百文、二百文。・・・えい、一両ならどうだ」

「いやです」 

小僧が断るので、旦那カンカンに怒って、

「えいっ、こんな強情なやつは、海に流してしまえ!」と、怒鳴りつけました。

「これでも食って、どこへと行くがいい!」 

小僧は、こな餅といっしょに、小舟に乗せられてしまいました。 

小舟は風吹くままに、ユラユラ流れて沖へ出ました。

 広い広い海を、どこまでも行きました。

 すると、島が見えてきました。

 島にあがると、たくさんのサルたちが小僧を見つけてやってきました。

「ウキッ、うまそうな人間だぞ」 

サルたちが歯をむき出して押し寄せてきました。 

ビックリした小僧は、こな餅を千切っては投げ、千切っては投げ、サルが拾って食ベるまに、やっとのことで逃げ出しました。

 サルの島を後にして、小舟は波のまま、風のまま、海を流れていきました。

 ズンズンいくと、また島が見えました。 近寄ると赤鬼、青鬼、おおぜいの鬼たちが、小僧を取り囲みました。

「おう、うまそうな人間だぞ」

「頭から食おうか、足から食おうか」

 小僧は、またこな餅を投げましたが、鬼たちは見向きもせず、小僧に掴みかかりました。

「おらを食うのは、ちっと待てやーい!」 

小僧は叫びました。

「その変わり、旦那にさえ教えなかった初夢を教えてやる。凄い初夢だぞ」

「よーし」と、鬼たちは答えました。

「そんなら、とっとと話せ」

「話してやるが、鬼どん、お前たちは、おらになにをくれる?」 

そこで鬼たちは、りっぱな車を引いてきました。

「千里万里(せんりまんり)の車といって、わしらの宝だ。鉄棒で一つ叩けば千里(四千キロ)、二つ叩けば万里いくぞ。これでどうだ」 

小僧がわざと渋い顔をして見せると、今度は二本の針を持ってきました。

「この針で刺すと、元気なやつもすぐに死んでしまう。だが、死にそうなやつを刺すと元気になる。この宝もやろう」

「よし、いいだろう」 

小僧は針を受け取ると、車にヒョイと飛び乗って、鉄棒で一打ちしました。 

車はピューンと走りだし、後に残った鬼たちは、涙を零して悔しがりました。

 車は空をひとっ飛びして、おりた所は広い田んぼです。 

小僧はも一つ、車を鉄棒で打ちました。

 すると、大きな橋の下に出ました。 そこで車を下りて、近くの茶店に入りました。 

茶店で餅を食べていると、隣の屋敷の門から、おおぜいの人が出たり入ったりしています。

「隣じゃ、なにか変わったことでもあるのかね?」 

小僧が茶店の人に尋ねると。「へえ、なんでも、一人娘のおじょうさんが病気で、今にも死にそうだということですだ」 

小僧は早速、隣の屋敷へ行きました。

「オホン。わたしが、娘さんの病気を治してあげよう」 

小僧が娘さんにチクリと針を刺すと、娘さんはたちまち元気になりました。

 それを見て、家中大喜びです。「お前さまは娘の命の恩人です。どうか、うちの息子になってくだされ」 

屋敷の旦那がたのみました。

「ああ、いいよ」 

それから小僧が、毎日ご馳走を食ベて楽しく暮らしていると、川向こうの金持ちの家でも娘が病気になり、ぜひ、治してくれと頼んできました。

 小僧はまた、針を刺して娘さんを元気にしてやりました。 その家でも大喜びです。

「娘の命の恩人ですだ。どうか、うちの息子になってくだされ」と、頼みました。

「それでも、おらの体は一つだもの。二軒の息子にゃ、なれねえ」 

すると金持ちの旦那は、二軒の家の間の川に、金の橋をかけてくれました。

 そこで小僧は、お日さまの光で虹のようにかがやく橋を渡って、1ヶ月の半分をこちら側、後の半分を川向こうの家で過ごすことになりました。 

小僧の見た初夢とは、二人の娘の間にかかる虹のような金の橋を、渡る夢だったのです。

小僧:小和尚;小家伙。

初夢:正月初一,初二做的梦。

ちび:矮个子;孩子。

カンカン:大怒,大发脾气。

旦那:施主;老爷。

強情:倔强;顽固。

ユラユラ:晃动,摇曳。

むき出す:露出;揭开。

押し寄せる:涌来;蜂涌而至;推倒一旁。

千切る:切成细丝。

ズンズン:不停滞地,飞快地。

近寄る:挨近;走进;接近。

見向きもせず:连头也不回;不理睬。

とっとと:赶快。

渋い顔:绷着脸。

ヒョイと:突然;无意中。

一打ち:打一下,一击。

屋敷:房地;公馆。

チクリ:针等尖物刺扎;稍微。

做梦的小伙计

从前,某处有一个有钱的老爷

正月初二,他把小伙计都集合起来问道:

“新年之后大家都做了什么梦?告诉我。”

每个人都讲了自己做的梦,只有最小的伙计拒绝告诉他。

小伙计说:“我做的梦太好了,不能告诉别人!”

从前的人认为,新年后的第一个梦如果是好梦,不能告诉人。 

“好吧,那么,我买你的梦如何?我给你100文(约3000日元),不行?200文呢?唉,给你1两(约70000日元)的话,怎么样?”

“不行!”小伙计还是拒绝说。

老爷大发雷霆吼道:

“哎,你这么顽固,真该给你放逐到海里!”

“这个给你吃,你愿意哪就去哪!”

小伙计被迫带着こなもち粉糕坐上了小船。

小船任由风吹着,晃晃悠悠飘到了海面。

小船在宽阔的海面到处漂流。

终于,看到了一个岛屿。

小伙计上了岛,很多猴子看到他朝他跑了过来。

“吱吱,好像是一个很好吃的人啊!”

猴子们露出牙齿,蜂拥了过来。

小伙计吃了一惊,不断的撕碎粉糕扔给猴子,趁猴子拣粉糕块儿吃的时候,好不容易逃了出来。 

离开了猴子岛屿,小船随风顺浪,在海上漂流。

船飞快的飘行之间,又看到了小岛。

一挨近岛屿,有很多红鬼、蓝鬼还有其他很多鬼把小伙计团团围住了。

“哇,好像是很好吃的人啊!”

“是从头开始吃呢?还是从脚开始吃呢?”

小伙计再次把粉糕扔出去,谁知鬼连理都不理,一起上前扭住了小伙计。

“等一等再吃我啊!”小伙计喊道。

“作为交换,我把连主人都没有告诉的新年的第一个梦告诉你们。这个梦可真非同寻常!”

“好啊。”群鬼回答道。

“那样的话,你快说!”

“说给你们听可以,(作为交换)你们给我什么呢?”

于是,群鬼拉来一辆漂亮的车。

“这车叫‘千里万里车’,是我们的宝贝。用铁棒敲一下,能跑一千里(约4000公里),敲两下,能跑一万里。用它和你交换如何?”

小伙计故意绷着脸表示不同意,又拿出了两根针。

“健康的人被这个针一刺立刻就会死掉,用这个针一扎濒临死亡的人,他就会恢复健康,我们把这个宝贝也给你吧。”

“好吧,我同意了。”

小伙计接过针,突然跳上了车,用铁棒一击。

车立刻迅速跑走了,留在那里的群鬼,只好懊悔掉眼泪。

车在空中只飞了一下,到达了广袤的田野。

小伙计又用铁棒打了一下车。

这次,车到了一座大桥下。

小伙计下了车,走进了附近的一家茶馆。

在茶馆吃年糕的时候,可以看到隔壁住宅的门有很多人进进出出。

小伙计问茶馆的人:

“隔壁发生了什么事情么?”

茶馆的人回答说:“是啊,据说他家的独生女生病了,好像要不行了。”

小伙计赶快去了隔壁的家里。

“哦,我来治疗您女儿的病吧。”

小伙计用针扎了一下姑娘,姑娘的病立刻好了。

见此,姑娘家里的人都非常高兴。主人求他说:

“您是我女儿的恩人,请一定做我家的儿子(女婿)。”

小伙计同意了,这样他每天吃着美味佳肴,过着快乐的日子。有一天,河对面的财主家的女儿也病了,再三恳求他去给治病。

小伙计又用针一扎,使姑娘恢复了健康。

 这家人也非常高兴。也求他说:

“您是我女儿的救命恩人,请一定做我的儿子(女婿)。”

“可是,我的身体只有一个,不能做两家人的儿子啊。”

于是,财主在两家之间的河上架了一座金桥。

这样,小伙计每半个月到河这边,另半个月到河那边。过桥的时候,金桥被太阳光一照耀,像彩虹一样熠熠发光。

小伙计新年梦到的第一个梦就是在两个姑娘之间架起的金桥上往返。

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