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老子(選譯)——經典選譯之四 |
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老子(選譯)——經典選譯之四第一章道,可道,非常道;名,可名,非常名。無名,天地之始;有名,万物之母。故常無欲,以觀其妙;常有欲,以觀其徼。 此兩者,同出而异名,同謂之玄。玄之又玄,眾妙之門。第二章天下皆知美之為美,斯惡矣;皆知善之為善,斯不善矣。故有無相生,難易相成,長 短相形,高下相傾,音聲相和,前后相 隨。是以聖人處無為之事,行不言之教,萬物作焉而不為始。生而不有,為而不恃,功成而弗居。夫唯弗居 ,是以不去。……第八十章小國寡民。使十百人之器勿勿用;使民重死而不遠徙。雖有舟輿,無所乘之,雖有甲兵,無所陳之。使人復結繩而用之。 甘其食,美其服,安其居,樂其俗。鄰國相望,雞犬之聲相聞,民至老死不相往來。第八十一章信言不美,美言不信。善者不辯,辯者不善。知者不 博,博者不知。聖人不積,既以為人,己愈有,既以與人,己愈多。天之道,利而不害;聖人之道,為而不爭。1道の道とす可きは常の道に非ず、 名の名とす可きは常の名に非ず。名無し、天地の始めには、名有り、万物の母には。 故に常に無欲にして以て其の妙を観、常に有欲にして其の 徼(きょう)を観る。 此の両者は、同じく出でて名を異にし、同じく之を玄と謂う。玄の又た玄、衆妙の門。 2 天下、皆な美の美たるを知 るも、斯れ悪のみ。皆な善の善たるを知るも、斯れ不善のみ。 故に有無相い生じ、難易相い成し、長短相い較り、高下相い傾け、音声相い和し 、前後相い随う。 是を以て聖人は、無為の事に処り、不言の教えを行う。 万物作りて辞せず、生じて有せず、為して恃まず、功成りて居らず 。 夫れ唯だ居らず、是を以て去らず。……80小国寡民、什伯の器有りて用いざらしめ、民をして死を重んじて遠く徒(うつ)らざらしむ。舟 輿(しゅうよ)有りと雖(いえど)も、之に乗る所無く、甲兵有りと雖も、之を陳(つら)ぬる所無し。人をして復(ま)た縄を結びて之を用い 、其の食を甘(うま)しとし、其の服を美とし、其の居に甘んじ、其の俗を楽しましむ。隣国、相い望み、鶏犬の声、相い聞こえて、民、老死に 至るまで、相い往来せず。81信言は美ならず、美言は信ならず。善なる者は辯ぜず、辯ずる者は善ならず。知る者は博(ひろ)からず、博き者 は知らず。聖人は積まず。既(ことごと)く以て人の為にして、己れ愈(いよ)いよ有り、既く以て人に与えて、己れ愈いよ多し。天の道は、利 して害せず、聖人の道は、為して争わず。 |
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