電源ケーブルを使わずに、機器に非接触で電力を供給する「ワイヤレス給電技術」。ただ単に、電源ケーブルを不要にするということにとどまらず、人とエレクトロニクス機器とのかかわり方を大きく変える可能性を秘める。「電磁誘導方式」や「共振結合(共鳴)方式」、「電界結合方式」――。多様なワイヤレス給電技術の最前線を紹介する。EE Times Special- PR -ニュースリリース一覧◆クアルコムが初となる電気自動車向け無線充電トライアルをロンドンで実施する事を発表(2011年11月10日) ◆協和電線、電気自動車(EV)の非接触充電システム用ケーブル「KANZACC~EMIC-One」を開発 (2011年11月11日) ◆Huawei and Visteon Join Wireless Power Consortium in 100 Industry-Leaders Surge of Support for Qi Wireless Charging Standard ◆Over 60 new Qi wireless charging products shown at CEATEC 2011 ◆Wireless power consortium launches automotive application group to accelerate adoption of Qi standard in automobiles ◆Vishy、業界で初めて鉄粉をベースとしたWPC規格準拠ワイヤレス給電向けRxコイルを発表(2011年9月29日) ◆WiTricity社、IHI、三菱自動車工業の3社にて非接触充電に関する研究開発に合意(2011年9月27日) ◆村田製作所、電界結合方式ワイヤレス電力伝送モジュールの量産開始 ◆村田製作所、日本写真印刷とモバイル機器向けワイヤレス充電用筐体を試作 ◆TI、Qi標準規格準拠で実装コストを低減するワンチップ?ワイヤレス?パワー?トランスミッタICを発表 新着記事一覧小寺信良のEnergy Future(10):EVは運転しやすく乗り心地もよい。価格も手ごろになってきた。だが、誰にでも向くわけではない。充電インフラに課題があるからだ。EVの普及を加速するには無線充電が必要だという主張は正しい。Qualcommの取り組みから将来のEVの姿を予測する。 (2011年12月8日)
ワイヤレス給電技術:眼球に装着したコンタクトレンズにテキストメッセージを映し出したり、実際の風景に仮想情報空間を重ねて表示したり――そんなサイエンスフィクション(SF)のアイテムが現実になるかもしれない。 (2011年11月28日)
電気自動車:充電ケーブルが不要な非接触充電。EVへの適用を目指した実験がいよいよ始まった。三菱自動車や米WiTricityと組むIHIがテスト用EVを試作し、1年間のテストに取り組む。 (2011年11月24日)
ワイヤレス給電技術:東京大学と慶應義塾大学の研究グループが開発した非接触充電システムを使えば、負荷が変動しているときにも安定して電力を供給できる。2つの送電コイルを使い、それぞれに供給する電圧の位相差を適応制御することで実現した。 (2011年11月21日)
電気自動車:携帯電話機の無線充電はごく当たり前の技術に育ってきた。クアルコムは英国の政府機関と協力して、携帯電話機の次に、EVの無線充電にも取り組む。50台のEVを使って商用化を前提とした実験を開始する。 (2011年11月11日)
電気自動車:日産自動車は先進技術説明会を開催し、将来の電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)などに搭載する技術の概要を見せた。今回はFCV用燃料電池スタックの技術開発が大きく進んだ印象だ。非接触充電や住宅への給電(V2H)技術の具体的な姿も明らかになった。 (2011年10月14日)
CEATEC 2011 フォトギャラリー:ここ最近、注目を集めるワイヤレス給電技術の試作品やデモも、「CEATEC JAPAN 2011」に数多く披露されていた。 (2011年10月14日)
CEATEC 2011:パイオニアは、広さの限られている駐車スペースに設置しやすいように、送電モジュールに電力変換回路と無線通信機能を一体化したEV/PHEV向け非接触充電システムを開発した。パナソニックも、IHクッキングヒーターの技術を活用したシステムを開発中だ。 (2011年10月6日)
ワイヤレス給電技術 電界結合方式:村田製作所が量産を開始したワイヤレス給電モジュールは、デザインの自由度が高いことや位置自由度が高いことが特徴。日立マクセルが2011年11月25日発売予定のiPad2向けワイヤレス給電セットに採用された。 (2011年9月28日)
ワイヤレス給電技術 Wireless Power Consortium(WPC):Freescale Semiconductorは、FTF Japan 2011で、電源ケーブルを使わずに非接触で電力を送るワイヤレス給電技術への取り組みを紹介した。 (2011年9月15日)
技術解説一覧ワイヤレス給電技術 Wireless Power Consortium(WPC):電源ケーブルを使わずに、機器に非接触で電力を供給する「ワイヤレス給電技術」。ここ数年、注目が集まっているが、一時的なブームで終わってしまうのだろうか…。2011年から始まる数年間が、今後の普及を占う節目になりそうだ。 (2011年2月11日)
ワイヤレス給電技術 Wireless Power Consortium(WPC):日立マクセルに続きパナソニックも、ワイヤレス給電関連の製品を投入した。いずれも、「Wireless Power Consortium(WPC)」のQi規格に準拠しており、互換性が確保されていることが特徴だ。 (2011年4月22日)
ワイヤレス給電技術 共鳴方式:数m と長い距離を高効率でワイヤレス給電できる可能性を秘めるのが、「共鳴型」と呼ぶ新技術である。2007 年に初めて動作が実証された後、さまざまな企業や研究機関が開発を活発に進めている。しかし、実用化に向けてはまだ多くの課題がありそうだ。 (2010年5月13日)
ワイヤレス給電技術 共鳴方式:電源ケーブルを使わずに電力を送る「ワイヤレス送電技術」に大きな技術進展があった。数mの距離を高効率で電力伝送できる可能性を秘めた「共鳴(Resonance)方式」の登場だ。 (2009年10月5日)
業界動向―共振結合(共鳴)方式―電気自動車:電気自動車(EV)が抱える課題の1つが充電インフラだ。三菱自動車は充電ケーブルを使わない非接触充電の研究を開始。トヨタ自動車や日産自動車なども同様の研究に取り組んでおり、EVと非接触充電を組み合わせたシステム普及が見えてきた。 (2011年9月27日)
電源設計:トランスを含むスイッチング電源の設計には、特有の難しさがある。磁性部品であるトランスを、電気回路の設計にどう取り込むかという課題だ。 (2011年6月16日)
ワイヤレス給電技術 共鳴方式:非接触給電システムの用途は、民生機器や電気自動車だけではない。IHIは、コンテナ用クレーンへの給電や産業用モーターのスリップリング(回転子)の置き換えも狙う。 (2011年6月30日)
ワイヤレス給電技術 共鳴方式:トヨタ自動車は、ワイヤレス充電技術(非接触充電技術)の開発を手掛けるWiTricityと提携したと発表した。そもそも、なぜ何もない空間を電力が伝わるのだろうか……。 (2011年4月28日)
ワイヤレス給電技術 共鳴方式:「共鳴型」と呼ぶワイヤレス給電技術の実用化に向け、研究開発を進めている企業の1つが、米国に本社を構えるWiTricityだ。 (2010年11月26日)
ワイヤレス給電技術 共鳴方式:「共鳴型ワイヤレス給電技術」に、新たな技術展開があった。「スパイラル?コイル」や「ヘリカル?コイル」といったコイルを使わず、比較的自由な形状の送電側/受電側デバイスを使って電力を送る手法の提案だ。 (2010年6月8日)
業界動向―電磁誘導方式―ワイヤレス給電技術 Wireless Power Consortium(WPC):ワイヤレス給電関連製品の市場投入の動きが盛り上がるかどうか、そして一般消費者に受け入れられるかどうか、はっきりと分からない状況で日本国内で製品投入の先陣を切ったのが、日立マクセルだ。 (2011年7月15日)
ワイヤレス給電 Wireless Power Consortium(WPC):パナソニック セミコンダクターは、ET2010で、WPC規格に準拠したワイヤレス給電モジュールの開発に着手したことを明らかにした。 (2010年12月9日)
ワイヤレス給電技術 Wireless Power Consortium(WPC):ワイヤレス給電技術の普及に向けた、大きな一歩となりそうだ。電磁誘導を使ったワイヤレス給電技術の普及促進を図る業界団体「Wireless Power Consortium(WPC)」では、標準規格の策定作業が最終段階に入った。 (2010年3月8日)
ワイヤレス給電技術 Wireless Power Consortium(WPC):WPCのレギュラー?メンバーであるオランダRoyal Philips Electronics社の日本法人であるフィリップスエレクトロニクスジャパンの黒田直祐氏に、WPCが誕生した背景などを聞いた。 (2010年3月10日)
業界動向―電界結合/マイクロ波送電方式―ワイヤレス給電技術 電界結合方式:村田製作所が量産を開始したワイヤレス給電モジュールは、デザインの自由度が高いことや位置自由度が高いことが特徴。日立マクセルが2011年11月25日発売予定のiPad2向けワイヤレス給電セットに採用された。 (2011年9月28日)
エレクトロニクスで創る安心?安全の社会システム:太陽光発電を使いながらも、安定的に電力を供給できる可能性を秘めるのが、「宇宙太陽発電衛星(SPS)」である。宇宙空間に大規模な太陽光発電システムを設置し、マイクロ波帯の電磁波を使って、地上に電力を送る。 (2011年6月20日)
ワイヤレス給電技術:アンテナと整流回路を組み合わせたいわゆる「レクテナ」を使う。物流用RFIDタグへのワイヤレス給電や、産業用電子レンジなどの大電力マイクロ波を利用する装置における電力回生を提案する。 (2011年5月27日)
ワイヤレス給電技術:村田製作所は、電界結合方式を使ったワイヤレス給電システム「LXWSシリーズ」を開発した。「電界結合方式を採用したワイヤレス給電システムに関して、研究開発段階の事例はあったものの、実際に市場に投入するのは当社が業界初だ」(同社)。 (2010年7月5日)
ワイヤレス給電技術:村田製作所がワイヤレス給電システムに採用した電界結合とは、送電側/受電側が電磁気的に結合しているとき、電界成分による結合が支配的となっている状態を指す。 (2010年7月5日) |
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