好機をつかむ転換点18のパターン | ||
名 称 | パターン | 観 測 |
かぶせ線 | ![]() | 大陽線の後、その大陽線の終値より高く始まったものの、終値は前日の実体のなかに入りこむ大陰線。かぶさっている形なのでこのように呼ばれる。 前日陽線の中心値以下での大陰線形成は、それまでの買い勢力が押し戻されたと見られ、長期上昇の後ならば買い方針から売り方針に変わるポイントとなる場合が多い。 |
出合い線 | ![]() | 前日の線に対し当日の線が上放れ、または下放れで始まったが、大引値は前日最終と同じになったもの。 前日の勢い以上で始まったが、結局反対勢力の逆襲に合ったことを示す。 相場の方向にヒビが入りつつあると観測されることが多い。 |
あて首線 | ![]() | 前日大陰線の後、当日下寄りで始まったが陽線で終わる。 終値は前日の安値で止まっており、買い方の反撃もそこまで。 |
入り首線 | ![]() | あて首線がさらに伸びて前日陰線に食い込んだが、実体の中心よりはるか下である。 |
差し込み線 | ![]() | 大きく下放れた後の反動高の範囲であり前日値に突っ掛けるのが精一杯で戻り売りのポイント。 |
切り込み線 | ![]() | 前日の大陰線の中心を上回る大陽線となってきた場合。 当日始値で整理売り一巡となり、次第に前日の失地の大半を取り戻してきたもの。 かぶせ線と逆で長期下落相場の後ならば買い転換暗示とされることが多い。 |
たすき線 | ![]() | 前日陰線の後高よりして、前日高値以上の終値になった場合や、前日陽線の後安寄り、前日安値以下の終値になった場合。 決定的な転換パターンではないが、数日前からの連続的な動きの中でのたすき線は、反転による戸惑い感が払拭されるとされ目先逆向かい狙いとなる。 |
つつみ線 (抱き線) | ![]() | 前日の陰陽線とは逆に、しかもその値幅を完全につつむ大陽線、または大陰線。 高値圏での出現は売り、安値圏での出現は買いであるとされる。 特に長期上昇(最後の抱き線)、長期下落(抱きの一本立ち)が続いたときは重要なポイント。 |
はらみ線 | ![]() | 前日の値幅内で動き売り方、買い方にらみ合いの拮抗状態。 前日線が母体、当日線が孕んだおなかの子と見たてたもの。 特に孕みの部分が寄り引け同事の場合は、それまでの流れが変わる転換暗示の兆しあり。 |
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星(1) | ![]() | 大陽線の跡上放れてコマ(陰または陽の小線)が出て、空(この場合は当日安値が前日高値を上回っている)となったもの。 大陰線の後、下放れてコマが出て、空(この場合は当日高値が前日安値を下回っている)もの。 大陽線の上影以内に、あるいは大陰線の下影以内に出ていても、実体から放れていれば星。 |
![]() 星(2) | ![]() | aは三川宵の明星となり下降転換の絶対シグナル。 bは三川明けの明星で底入れ反転のシグナル。 こうした形で出現したコマを捨て子と言う。 |
星(3) | ![]() | aのようにコマが寄り引け同事なら十字星。 bのように上影の長い星は流れ星と呼ばれるが、見方はみな同じである。 |
振り分け線 (行き違い) | ![]() | 出合い線と対象的。 出合い線は終値が出合っているのに対し、振り分け線は全くの行き違いになっている。 上昇トレンドのなかでの前日陰線当日陽線は目先ふるい落とし完了での一段加速高。 下降トレンドでの前日陽線当日陰線は目先あや戻し一巡での一段安。 |
並び赤 | ![]() | 陽線を赤、陰線を黒で記入していた時の名残のことば。 上昇途中での上放れ並び赤は強い相場。 しかし、下降過程での下放れ並び赤は買い方の防戦買いとみて追撃売りのチャンス。 |
並び黒 | ![]() | 実体部分が同じく並んでいるのは並び赤と同じだが陰線の場合。 特に並び黒が上値圏内で出ていれば買い方勢力を上回る売り方出現中とみて手仕舞い売りの局面。 |
たくり線 | ![]() | 底値圏に出ることが多い。 寄付きから安くさらに大きく突っ込むが、大引けにかけて地合い一転、長い下影を残したもの。 実体部分が陽線であれば非常にGOOD! |
首吊り線 | ![]() | 長期上昇のあとなお上放れて寄付いたものの、売り方踏み一巡となり、今度は買い方の利食い売りで下押し、又押し目買いで反発。 買いの余力は残っているものの、一旦下げ始めるともろくなっている。 早めに買い方戦線からの離脱示唆するもの。 |
毛抜き天井 | ![]() | 前日高値と当日高値が同じで毛抜きの形に似ている為につけられた形。 もっとも典型的なのは両方陽の丸坊主高値。(ダブルトップ) 上昇途中なのか、長期上昇の後の出現かによって見方は大きく変わる。 |
毛抜き底 | ![]() | 前日が大陰線で当日安値が前日安値と並んでいるもので、下値を守りきったとの感触から底値感の大台につながる。(ダブルボトム)![]() |
空(1) | ![]() | 前日の線外に当日線が放れて始まり、上放れた場合はそのまま当日の安値と前日の高値の間に空間ができる。下放れた場合は当日の高値と前日の安値の間に空間ができるケース。 窓(まど)、穴(あな)と呼ばれ重要な意味合いを持つ。 「放れた方向につけ」と言われるように、上放れは強力な先高観下放れは相当な先安感を持つ。 特にもみ合い放れや新値切りに際しての空は絶対的なポイント。 |
空(2) | ![]() | 最初の空を一空、2番目をニ空、3番目を三空と呼ぶ。 罫線上の穴埋めとは、一旦空になったその空間を後日埋めにくることを指している。 |
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