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香港鉄路博物館

 铁道之旅 2014-09-14
 香港鉄路博物館は九広鉄道の旧大埔墟駅の建物をそのまま保存した博物館で、1985年に開館しました.
  1. 正式名称:香港鉄路博物館
  2. 所在地 :香港新界大埔大埔墟安富道
  3. 電話  :2653 3455
  4. 交通  :九広鉄道大埔墟駅下車徒歩5分
  5. 開館時間:9:00~17:00(毎週火曜日、1/1,12/25,26および旧正月の三日間休館)
  6. 入場無料
香港鉄道博物館への地図 香港鉄道博物館への地図

九広鉄道の歴史
九広鉄道は、1898(光緒24)年に九龍から広州まで鉄道敷設権を中英公司と当時の清朝政府が取得したことに始まります.その後協議によって、中国側(九広鉄路華段)と香港側(九広鉄路英段)に分かれ、それぞれの政府により建設されることになりました.香港側(英段)はイギリス人技術者により1905年に測量を開始し、1906年から着工、1910年に九龍~深圳間全長35.4kmが開通しました.当時の途中駅は油麻地、沙田、大埔、大埔墟、粉嶺の5駅でした.中国側(華段)では1907年に大沙頭~深圳間建設を開始し1911年に開通しました.
香港側は当初610mm軌間で建設されましたが、全線開通後すぐに1435mm軌間に改軌されました.1911年には撤去した610mm軌間の資材を用いて粉嶺から沙頭角までの支線(11.67km)が建設されました.しかしこの路線は1927年に沙頭角までの道路が開通したことにより、旅客運送が減少し1928年に廃止されました.
1911(宣統3)年には九龍~広州間が全線開通したので直通運行開始されました.しかし1949年の中華人民共和国成立により直通運転は中断し香港側は羅湖駅が終点となりました.以後30年間、羅湖駅で乗換えが必要でしたが1978年には直通運転が再開されました.香港側では1982年の九広鉄道条例により香港政府の経営から民営化され、1983年九広鉄路公司が成立しました.その後1983年には全線電化され、現在は電車が行き交い、その間を縫ってディーゼル機関車牽引の中国からの直通の長距離列車が走る路線になっています.

展示品の画像
  1. 博物館入り口(1)
    博物館入り口(jpeg41KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    鉄道博物館の入り口は2カ所あり、こちらは現在の大埔墟駅から近い側の入り口です.駅名の"墟"は、中国語の方言で定期的に立つ市場を表します.大墟が最初に歴史の登場するのは、漢の「媚川都」としてですが、明代から定住者が現れ、清の康煕30(1691)年に農産物を集めて定期的に市場が開かれるようになりました.これは香港における最古の市場の一つです.現在も博物館の周囲には、農産物魚介類を扱う商店が建ち並んでいます.
  2. 博物館入り口(2)
    博物館入り口(jpeg55KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    こちらがより鉄道博物館の入り口らしいほうです.大埔墟駅はちょうど中間点にあったため、鉄道が開通すると付近の豊富な農産物や魚介類の集積地として更ににぎわいました.
  3. 旧大埔墟駅舎
    大埔墟駅舎(jpeg45KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    大埔墟駅の駅舎は1913年に作られた中国風の装飾を施した煉瓦作りの建物です.九広鉄道英段の他の駅舎はすべて西洋風の建物であったので、ひときわ特徴のある駅舎でした.1983年電化により駅が現在の位置に移転するまで使用されました.1984年には香港政府指定の歴史的建造物に指定されています.入り口から入って右側が待合室、左側が事務室になっています.建物の中には、車両の模型や当時のタブレット閉塞機が展示されていますが、残念ながら撮影は禁止されています.
  4. 軌道自転車 
    軌道自転車(jpeg39KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    軌道自転車とよばれる、保線用機械の一種です.二人で上のレバーを動かすことによって、チェーンで動力が伝えられ走ります.
  5. 軌道自動自転車 
    軌道自動自転車(jpeg53KB) 九広鉄道英段社紋(jpeg6KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    軌道自動自転車とよばれる、保線用機械の一種です.エンジン付きで自走します.背面には1949年から1975年まで使用された九広鉄道英段の社紋が書かれています.
  6. 電車模型 電車模型(jpeg46KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館電車の実物大の模型です.元来は電化の可能性を研究するために建造された物で、車内には一等および普通車の座席、運転台、トイレの設備があるとのことですが、立入禁止になっており、中に入ることは出来ませんでした.
  7. 蒸気機関車
    軌道自動自転車(jpeg41KB) 機関車製造所銘版(jpeg17KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    1923年イギリスのバグナル製の軸配置0-4-4(B2)蒸気機関車です.粉嶺~沙頭角の支線用の機関車を更新するために2輌輸入されましたが、1928年に支線が廃止されたため、フィリピンのネグロス島のビクトリア製糖工場に売却され、1990年代まで使用されました.香港では1961年に蒸気機関車が全廃され、保存機関車もなかったため、1985年の鉄道博物館開館当時は展示する機関車がありませんでした.その後1995年博物館員の奔走でビクトリア製糖工場で廃車になっているのが発見され、バガス(サトウキビの絞り滓)炊きのテンダー機関車に改造されていたものを原型に復元し、1997年から展示されています.
  8. 客車
    軌道自動自転車(jpeg60KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    九広鉄道で使用された客車が5輌展示されています.左の1輌はあとから追加されたために、屋根のない部分に保存されることになりました.
  9. 1等車車内
    軌道自動自転車(jpeg34KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    1964年製造の一等車116号の車内です.当時は一等車でも冷房がありません.九広鉄道は現在の電車でも必ず一等車が連結されています.
  10. 3等車車内
    三等客車車内(jpeg41KB)
    2000年11月 香港鉄路博物館
    1955年製造223号三等車の車内です.一等車に比べるまでもなく非常に簡単な椅子が取り付けられているだけです.右側が三人がけ、左側が二人がけです.
  11. 現在の大埔墟駅改札口
    現在の大埔墟駅(jpeg49KB)
    2000年11月 大埔墟駅改札口
    現在でも大埔墟駅は自動改札がずらりと並んだ大きな駅で、定期売り場や旅客サービスカウンターがあります.いろいろな売店やレストランなどがありますが残念ながら他の駅と比べても特徴がありません.
  12. 九広鉄道の電車
    大埔墟駅を走る電車(peg38KB)
    2000年11月 大埔墟駅
    大埔墟駅から出発する電車の最後尾の写真です.香港は電車の通行区分が日本と同じで左側通行です.電車は4分~12分間隔運転されているようですが、日本の様な時刻表の表示はどこにもなく、後何分で次の電車が来るという電光表示のみです.
  13. 東風11形が牽引する中国からの列車
    東風11形牽引の列車(jpeg56KB)
    2000年11月 大埔墟駅東風11形0008号
    中国の東風11形が牽引する中国からの直通列車です.直通列車は途中駅には停車しません.現在中国からの直通列車はかなり多く、北京および上海行きがそれぞれ隔日1往復、広州へは毎日12往復(2009年現在)が運行されています.また、新幹線式の高速鉄道も計画されています.

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