「ＣＯＰ２１ 「パリ協定」採択、全ての国が温室効果ガス削減へ」　News i

ＣＯＰ２１ 「パリ協定」採択、全ての国が温室効果ガス削減へ

　地球温暖化対策を話し合う国連の会議「ＣＯＰ２１」で、すべての国が参加し、温室効果ガスの削減に取り組む新たな枠組み「パリ協定」が採択されました。

　「パリ協定を採択します」（フランス ファビウス外相）

　日本時間１３日未明に採択された「パリ協定」は、１９６の国と地域がすべて参加する２０２０年以降の温暖化対策の新たな枠組みです。

　「パリ協定」では、気温上昇を産業革命前に比べ２度未満に抑える目標とともに、１．５度に抑えるよう努力するとしていて、今世紀後半には温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指しています。

　最大の争点となっていたのは、先進国から途上国への資金支援。２０２０年以降、年間１０００億ドルから増やすことについては、法的拘束力を持つパリ協定には盛り込まれませんでしたが、別の文書に盛り込み、途上国に配慮しました。

　「先月、パリはテロに遭いましたが、今月は世界が団結できると証明した」（インド代表）

　「希望がある。島国でも温暖化に立ち向かえる」（パラオ共和国代表）

　温暖化対策の枠組みの採択は、先進国だけに削減を義務付けた京都議定書以来１８年ぶりで、途上国も含めたすべての国が参加するという初めての枠組みが誕生しました。（13日11:23）

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