2017.3.24『天声人語』?比小说还离奇的证词

2017.3.24『天声人語』?証言は小説よりも奇なり

国会の証人喚問というと思い出す場面がある。１９７９年、戦闘機売り込みをめぐる政界工作の疑惑の渦中にあった大手商社の副社長が、緊張のあまり署名に手間取る。「書けない」との呻（うめ）きをテレビが拾った。

说到国会的证人传唤，想起一个场面。1979年，有关从美国购买战斗机、陷入涉嫌在政界走门路漩涡之中的大商社副社长，由于过分紧张，在国会签名时费时良久。电视转播里传来了本人“我写不了字”的痛苦呻吟。

きのうの国会で籠池泰典?森友学園理事長はさらさらと署名した。質問する議員をにらみ「的外れと思います」。自信ありげに眉を上下させて「事実は小説よりも奇なり」と言い放つ。堂に入ったものである。

昨天的国会上，森友学园理事长笼池泰典的签名却是轻快地一挥而就。对提问的议员瞪眼道“你的提问跑题了”。还颇显自信地面露怒色、斩钉截铁道：“你说的事情比小说还离奇”。——还真是个不畏大场面的主！

証言で驚いたのは、やはり１００万円の場面だった。安倍昭恵首相夫人と一対一の場でもらったと籠池氏は述べた。付き添い職員を外させることを「お人払い」、封筒の中の現金を「金子（きんす）」と呼ぶ。まるで時代劇である。

证词中令人惊讶的还是有关100万日元的场面。笼池氏说那是在与首相夫人安倍昭惠一对一的时候得到的。他把让在旁的员工回避叫作“屏退两旁”、装在信封里的现金叫成“金子”，简直就像在演古装剧一般。

籠池氏は敬愛する幕末の思想家吉田松陰にも言及。設立予定だった小学校の名に首相の名を付そうとした理由を語った。「松下村塾が念頭にありました。同じ長州出身で以前から教育理念に共感していただいている首相に敬意を表したいと思った」。

笼池氏还提到了自己尊敬的幕府末期的思想家吉田松阴。讲述了原定创办小学要冠以首相名字的理由。“我以吉田松阴的松下村塾为楷模。同时，我想对同为长州出生、很早以前就和我有共同教育理念的首相表达敬意”。

〈至誠（しせい）にして動かざる者は未（いま）だ之（こ）れ有らざるなり〉。誠の心で強く訴えかければ、相手は必ず動く。松陰が信奉していた孟子の言葉だ。経営する幼稚園のサイトで籠池氏も引用する。証言で実名を挙げられた政治家や役人たちは、籠池氏流の強い訴えを受けてどう動いたのか。

“至诚而不动者，未之有也”。待人以至诚之心，对方必然会为你所动。这是吉田松阴信奉的孟子之言，在笼池氏经营的幼儿园网页上也被引用。那么，那些被实名举证的政治家和官员们，在笼池氏特有的强烈诉说下，该是如何地心动而又行动的呢？

国有地購入など小学校開設の準備は不自然なほど順調に進んでいた。「神風が吹いた」という籠池氏の表現は正しくない。権力と思惑にまみれた暴風と呼ぶべきではないか。

   国有土地的购买等等、小学的筹备阶段进行得出乎寻常的顺利。“犹如出来一阵神风”，笼池氏的这个表达并不正确，应该叫作权力与充满私欲的暴风才是吧！