MASSE(国際数理能力評価試験)は、算数を素材にして、受験者が現在持っている自らの数理的な思考力を評価するための試験です。 試験の結果は、スコアで表されます。 MASSEを通じて、次のステップを踏みながら、あなたの能力を開花させてください。 ① ハイスコアを目指して算数を学びます。 ② 必ず算数(=考えること)が好きになります。 ③ 必ずスコアが伸びます。 ④ さらにハイスコアを目指します。 ⑤ さらに算数(=考えること)が好きになります。 PISA調査の順位低下をきっかけに、日本の算数の学力は知識や技能重視から、思考力や活用力重視へと変わってきています。今回の新学習指導要領でもそのことは強調されています。 従来の算数テストでは思考力や活用力を問うことは難しかったのですが、全国学習学力状況調査ではそうした力を問う問題が出題されるようになりました。しかし全国学習学力状況調査は指導のために作られた試験ではありませんから、その結果から児童にどれだけの、そしてどのように思考力や活用力が身についたのかを評価し指導に役立てることは困難です。 きちんと評価ができなければ、思考力や活用力を伸ばすことも、難しいものとなります。子どもたちの能力を伸ばすには、的確な評価が必要となります。そこで、国際数理能力評価機構が設立され、児童の数理的思考能力とその活用能力を評価するための新しいテスト?数理能力評価試験?が生まれました。 文章、図、表の意味を正しく読み取り、問題の組み立てを理解しながら読み進む力。 数、量、形、動き、物と物との関係をイメージとしてとらえ、自在に操作できる力。 見方を変えて対象をとらえる力。小さな発見からすべてにつながる真理を類推する力。 形や情報を部分や場合に分けて、違いや共通点を明らかにすることで対象を分類してとらえる力。 物、条件、時間などの変化をとらえる力。いくつかの仮定(「もし~だとしたら」)を立てて実験し、結果を比較しながら解法を見つけ出す力。 反例を挙げることで間違いや不要なものを取り除き、単純で分かりやすい考え方を導く力。 筋道からそれずに、真理から真理へと論理を正しく積み上げながら考えを進める力。 考えるための材料を整理し、発想と実験によって組み立てた自らの考え方(過程)と答え(結論)の正しさを明らかにする力。 グレード別に作成?選定したチャレンジ問題を、試験結果とあわせてお送りいたします。各回の本試験の結果を踏まえ、弱点を補強し、長所をさらに伸ばすためにチャレンジしてもらいたい問題を5題選定します。 MASSEは一部の問題を除き問題の公開をしておりませんが、このチャレンジ問題により、本試験の出題傾向を知ることができます。 過去に出題された問題です。本テストは、Primary-MASSE、Basic-MASSE、MASSEの3つのグレードで実施されます。 算数?数学の知識や技術だけではなく、数理的な思考力を評価するために工夫された出題が、本テストの大きな特徴でもあります。 解答はこちら MASSE:Mathematical Ability Assessment Examination=国際数理能力評価試験 Grade:3つの受験グレード (1st Grade) Primary-MASSE (プライマリー?マッセ) 小学校2年生までの学習内容を出題範囲とした基礎数理能力評価試験 (2nd Grade) Basic-MASSE (ベーシック?マッセ) 小学校4年生までの学習内容を出題範囲とした数理能力評価試験 (3rd Grade) MASSE (マッセ) 小学校6年生までの学習内容を出題範囲とした数理能力評価試験 Score (スコア) :正解率と問題の難易度から導き出されるスコアです。最高スコアはMASSEが512点、Basic-MASSEが 256点、Primary-MASSEが128点です。 「8つの力」 算数?数学に必要な「8つの力」を、それぞれの相対的な指標によりA~Eの5段階で表します。 結果評価表には、8つの力を伸ばしていくための指針が具体的に表示されます。
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