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秽される世界に、仆たちの翼はなくなった

 昵称57429182 2018-07-13
秽される世界に、仆たちの翼はなくなった
 ちょっとだけ、こんなことを考えておる。
生きる意味、続く意味など。
なぜというなら、俺は人间などではあるまい。
オレは、
神の身である。


长い时间がわたる。千年と万年か?分かるまい。知っておる时、オレはもう、饱きるのだ。
生の意味は、どうなるだろう。
死なども知っておらないオレ、分かるはずもあるまい。


「だから、死を持つものを寻ねるとはどうかね?」
どなたの声が、オレの耳に嗫いておる。


「谁だ?!」
オレは回りに声を届けるところに、そうを言った。
だが、
话し返す声はなし。静かな天国(heaven)はオレだけである。
となると、
言叶に含みを考えておる。退屈もよかろうと答えを辿り着く。
そして、オレは人间へ降りる。
それは、全ての始まり

全ての终わり。


満ちてゆく、灰色の空。
黒い雨が、止まないように、降り注いでおる。
町は、人々の声がしておるが、雨に被られる。
闻こえなく闻いておる。
それはそなたたちの自身の声ではないか?


「闻いて、私の声!」
小さく、弱く、儚い声が、
オレは闻いた。


目の前に、あの子がおる。人々へ、自分の真実を伝えたいから、
自分の心を开けて、もっと、もっと、大きくて、话しておる。
雨の滝も超える。
光(つるぎ)のように、闭じられる人の心を开けたいお愿い。
雨は、揺れておる。
云も、振っておる。
人が、気づかないふりをするまま、歩んでおる。


「翼をあげる。长い命を持っておるなら、いつの间にか伝えるかもしれない。」
と、オレがあの子に嗫いておる。


「ううん、そのままでいいんだ。私は私であることで、私の声を伝えたい。私は私のままで、谁も気づかないでも、いつか私の声が届けるはずなんだ。」
自分だけが闻こえてる声、オレの嗫くことを応えた。


使命か?それとも他のオレにとって分からないものがあるか?
オレであるなら、分からないことか?


「弱い私はできないかもしれないけど、私は、やってみたい。みんなの心に、暖かい色もう一度苏る。だから、私と皆は同じにならないといけない。」



オレは分からない。
チカラも持ってあるまいものが、なぜかチカラを断る。
果たすチカラを手に入れるなら、なんとか叶えるはずではないか?
そして、あの子を背に向けて、去る。
新しい旅を
始める。
オレをオレであること、
探しておる。
                                                  

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