秽される世界に、仆たちの翼はなくなった
ちょっとだけ、こんなことを考えておる。
生きる意味、続く意味など。 なぜというなら、俺は人间などではあるまい。 オレは、 神の身である。 长い时间がわたる。千年と万年か?分かるまい。知っておる时、オレはもう、饱きるのだ。 生の意味は、どうなるだろう。 死なども知っておらないオレ、分かるはずもあるまい。 「だから、死を持つものを寻ねるとはどうかね?」 どなたの声が、オレの耳に嗫いておる。 「谁だ?!」 オレは回りに声を届けるところに、そうを言った。 だが、 话し返す声はなし。静かな天国(heaven)はオレだけである。 となると、 言叶に含みを考えておる。退屈もよかろうと答えを辿り着く。 そして、オレは人间へ降りる。 それは、全ての始まり と 全ての终わり。 満ちてゆく、灰色の空。 黒い雨が、止まないように、降り注いでおる。 町は、人々の声がしておるが、雨に被られる。 闻こえなく闻いておる。 それはそなたたちの自身の声ではないか? 「闻いて、私の声!」 小さく、弱く、儚い声が、 オレは闻いた。 目の前に、あの子がおる。人々へ、自分の真実を伝えたいから、 自分の心を开けて、もっと、もっと、大きくて、话しておる。 雨の滝も超える。 光(つるぎ)のように、闭じられる人の心を开けたいお愿い。 雨は、揺れておる。 云も、振っておる。 人が、気づかないふりをするまま、歩んでおる。 「翼をあげる。长い命を持っておるなら、いつの间にか伝えるかもしれない。」 と、オレがあの子に嗫いておる。 「ううん、そのままでいいんだ。私は私であることで、私の声を伝えたい。私は私のままで、谁も気づかないでも、いつか私の声が届けるはずなんだ。」 自分だけが闻こえてる声、オレの嗫くことを応えた。 使命か?それとも他のオレにとって分からないものがあるか? オレであるなら、分からないことか? 「弱い私はできないかもしれないけど、私は、やってみたい。みんなの心に、暖かい色もう一度苏る。だから、私と皆は同じにならないといけない。」 と オレは分からない。 チカラも持ってあるまいものが、なぜかチカラを断る。 果たすチカラを手に入れるなら、なんとか叶えるはずではないか? そして、あの子を背に向けて、去る。 新しい旅を 始める。 オレをオレであること、 探しておる。 |
|
来自: 昵称57429182 > 《尤斯提亚》