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【イソップ物語】狼と羊飼い

 日知窗 2021-02-22

狼と羊飼い

 一匹の狼が、羊の群れの後を、大人しく、なんにも害を加えずに、ついて行きました。
羊飼いは、始めは狼を敵だと思って、びくびくしながら見張っていました。
 けれども、狼がずっと大人しくついてくるだけで、羊に襲い掛かる気配がちっともないので、羊飼いは、どうやら、この狼は敵ではなくて、羊の味方らしい」と、思いました。
 ちょうど、羊飼いは町にいく用事があったので、羊たちを狼のそばに残して町へ出かけました。
 すると狼は、「しめた。いまこそチャンスだ」と、羊に襲いかかり、大部分の羊を食い殺してしまいました。
 町から戻ってきて、殺された羊たちを見た羊飼いは叫びました。
「おれが馬鹿だった。狼に羊を預けるなんて、どうかしているよ」
 人間でも同じことです。
 欲ばりの人に大事なものを預ければ、取られてしまうのが当たり前です。

大人しい:老实。

害(がい)を加(くわ)える:加害。

びくびく:提心吊胆。

見張(みは)る:戒备。

味方(みかた):看法;偏见。

しめた:好极了。

預(あず)ける:寄放。

欲(よく)ばり:贪婪。


狼与牧羊人

一匹狼老老实实地跟随着羊群,一点坏事也没干。

牧羊人开始一直把它当作敌人,提心吊胆地警戒着。

狼却只是一直老实地跟着走,丝毫没有想袭击羊的迹象。

牧羊人想:

“这只狼好像不是敌人,而是羊的同伴。”

牧羊人因事须进城一趟,便把羊留在了狼的身边,进城去了。

于是,狼想:“太棒了,现在是绝好的机会。”

它便向羊群猛扑过来,咬死了大部分的羊。

牧羊人从城里回来,看见羊群被咬死了,大叫道:

我真愚蠢!我怎么能把羊托付给狼呢?我真够呛啊!”

人类也是如此。

把重要的东西托付给贪婪的人,自然会被拿走

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