Double Seventh Festival 「彼を知り己を知れば百戦殆からず」 「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という故事成語から学ぶ心理学について、紹介していきます。 「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という故事成語につきましては、孫子の兵法で有名な、孫子の言葉です。敵の状態を詳しく知った上で、自分の状態を知るようにすれば、百回戦っても、負けるようなことはないという意味の故事成語です。 そして、この故事成語は、非常に普遍的な内容のため、あらゆる物事に応用できます。たとえば、ある人が好きになったので、仲良くなりたいとします。このような場合、まずは、相手のことについて、詳しく調べる必要があるのです。周囲の人に聞いてみるといいし、相手の行動を観察するのも良いでしょう。特に、年齢や住んでいるところ趣味や好みのタイプ、どのような性格かなどは、何とか調べておきたいところです。そして、大事なのが、自分自身についても知る必要があるということです。相手について調べた後、自分自身がどんな状況にあり、相手に接近するために、自分はどんな行動ができるか、相手に好意を持ってもらうために、自分はどんな話ができるか、また、自分の趣味と相手の趣味に、合致する部分がないかなど、よくよく検討する必要があります。このように、相手を知り、自分を知った上で、しっかりと計画して行動しますと、人間関係もスムーズに行きますし、相手と仲良くなることも容易になるのです。逆に、相手のことを知らない状態、もしくは、自分のことを知らない状態であれば、何であれ、うまくいきません。相手のことも自分のことも、どちらも知らない場合であれば、なおさら、物事はうまくいきません。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」 という故事成語を、ぜひ、覚えておいていただきたいと思います。 |
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