-本文章出自日本杂志『趣味の文具箱2』- 手書き人 羽田美智子(はだ みちこ) 书写者 羽田美智子 明るく爽やかな笑顔で人々を魅了してきた女優の羽田美智子さんは、大の文具好き。中でも手紙で言葉を伝えることに、並々ならぬ思いを寄せている。手書きの文字に始まり、気持ちを伝えるための心持ちを伺った。 羽田美智子女士既是一名用爽朗的笑容吸引了大片观众的女演员,还是一位狂热的文具爱好者。她通过书写文字的方式表达自己不同寻常的想法,从书写的第一个字开始就已经倾注了自己想要表达的情感。 手書き文字には人となりが映る(一) 字如其人(一) その場に佇んでいるだけで空気がぱっと明るくなり、楽しく、また穏やかな気持ちになる。そんな羽田美智子さんの姿は、透明感のあふれる涼しげなガラスペンによく似ている。 只伫立在那里,整个场地的氛围都变得明朗起来,心情也跟着变得愉悦且沉稳。羽田美智子女士的这般姿态正如她所使用的清透玻璃笔一样清爽有魅力。 「ガラスペンは、紙への当たりは硬いのに、書き心地は硬くないんです。特にこの菅清風さんのガラスペンは“字が落ちていく”感覚があって、心に深く沁みるところが魅力です」。 “玻璃笔在触到纸的时候感觉很硬,但是写起来却是很柔顺的。特别是菅清风家的玻璃笔,它的魅力就在于会给人一种‘字是一个一个落下的’的感觉,令人印象颇深。” さざ波のような模様が刻まれたガラスペンを愛おしそうに眺め、インクボトルに浸すと、ボトルのガラスに軽くペン先の側面が当たり涼しげな音を奏でる。文字を書く経緯までも楽しむことのできる筆記具が、羽田さんの心を捉えるのだろう。 小心又充满怜爱地望着这只刻满涟漪花纹的玻璃笔,将它放入墨水瓶中,笔尖与玻璃瓶轻敲出凉爽而又清脆的声音。连书写过程上都令人享受的笔,一定能抓住羽田女士的心。 「そもそも紙好き」という羽田さんは、紙をきっかけに筆記具への関心を広げたのだという。「紙は、文字を書くと立体的に見えてくるところが好きです。この紙にはあのペンが合うかな、どんな書き心地かなと想像して選ぶことが楽しくて。これだという紙と筆記具との組み合わせに出会った時には、嬉しくなってしまいます」。 听说羽田女士本来就喜欢纸张,后来以纸为契机,进一步关注到了笔类。“我喜欢纸能让书写的文字看起来很立体的感觉。一边想着与这张纸相匹配的笔和它书写起来的触感,一边进行选择,这是很令人享受的。每当能‘就是这张!’得选出一套相匹配得笔纸时,我就会变得特别开心。” 毛筆の温かみある筆跡も大変好んでおり、2015年にはテレビ番組で書家の石川九楊さんの教えを受けながら臨書に挑んだ。臨書とは、手本を見ながら書くことで、羽田さんは光明皇后から豊臣秀吉、良寛や貞心尼といった人々の書いた文字を臨書し、「その人の文字を模するとその人となりが分かる」ことを実感したという。 羽田女士还很喜欢毛笔那样温润飘逸的笔迹,2015年时在电视节目上有幸被书法家石川九杨先生赐教,并尝试了临帖书写。所谓临帖,就是按照一个书写范本来书写,羽田女士临摹了从光明皇后到丰臣秀吉、良宽、贞心尼等一群人的文字,羽田女士切身感受到“临摹一个人的字,就能了解到这个人的为人”。 「書き手と同じ風に文字を辿って書くと、つじつまが合う瞬間があるんです。手書きの文字には、人の息づかいがあふれていますね。以来、文字を書くのがいっそう楽しくなりました」。 “书写者的文字中饱含着书写者的气息,当与这位书写者用同样的方式去写这个字的时候,会有一种契合顺畅之感。这么一来,写字就变得更加愉快了。” その中でも手紙は、羽田さんの文字への思いが一番に注がれる場面だ。手書きの文字で相手に自分の気持ちを伝える――その便箋に、はがきに込められるものは、文字や文章だけではないと羽田さんは言う。 其中,书信中的文字是最能寄托羽田女士的情感的。羽田女士说,在我们用来写字给对方传达感情的便签、明信片上所倾注的不仅仅是文字或文章,更多的是思想与情感。 |
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