どんな検査?
身体の腰から下の部分である下肢の動脈の血管に、超音波(エコー)をあて画像として映し出し、動脈硬化1)がないかや血管に詰まりがないかを調べます。
何が分かるの?
歩くと足が痛くなるといった場合に閉塞性動脈硬化症2)の診断や動脈硬化の進行度が分かります。
検査の方法・流れ
- 検査する部分が膝より上の場合は、ズボンを脱ぐか下げていただきます。膝より下の場合は、ズボンを上げていただきます。
- ベッドに仰向けになってください。
- 部屋の明かりを消し、暗い部屋で検査を行います。
- 検査する部分にゼリーを塗ります。
- 下肢の動脈部分に超音波をあて、血流を見ながら、詰まりや狭いところ、細いところがないかを検査します。血流を観察しますので血液が流れる音が聞こえることがあります。
- ゼリーを拭き取るためのティッシュをお渡しするので拭き取っていただきます。
☞解説:下肢動脈のエコー画像で何が分かるの?
用語・略語解説
1)動脈硬化 動脈の血管の壁が、コレステロールの沈着などにより厚くなり、弾力性が低下する状態のことを言います。
2)閉塞性動脈硬化症 足の血管の動脈硬化が進み、血管が細くなったり、詰まったりして、足先への充分な血流が保てなくなる病気。
補足) エコーは超音波検査ともいいます。
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